2019年07月09日

贋作金田一耕助の冒険『雲の中の女』(アガリスクエンターテイメント版)

☆贋作金田一耕助の冒険『雲の中の女』(アガリスクエンターテイメント版)


 『病院坂の首縊りの家』の事件を解決した金田一耕助は、一人アメリカへと向かっていた。
 そんな金田一耕助は、ふとしたきっかけから隣の席の女性源田紀子と話を始める。
 途中乱気流に巻き込まれたり、場所柄をわきまえぬ酔客に絡まれたり、態度の悪いスチュワーデスに悩まされたり、お節介なおばあさんに邪魔されたりするものの、二人の会話は盛り上がる。
 だが、金田一耕助は、紀子の漏らしたある言葉から彼女が親友夫妻を罠にはめ、結果として二人を自殺に追いやってしまったことを知る…。

 アガリスクエンターテイメントが横溝正史と三谷幸喜へのオマージュとして送る三人芝居。


*登場人物と配役
源田紀子:金田一耕助の隣の席に座った女性
榎並夕起/鹿島ゆきこ/熊谷有芳/前田友里子

金田一耕助:ご存じ名探偵
淺越岳人/伊藤圭太/津和野諒/斉藤コータ(客演)

酔客、スチュワーデス、おばあさん、その他大勢
矢吹ジャンプ
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贋作金田一耕助の冒険『鐘の中の女』

☆贋作金田一耕助の冒険『鐘の中の女』


 金田一耕助はパトロン風間俊六の愛人おせつに誘われて、彼女の友人紅葉川ことのが主人公花子を演じる劇団花吹雪の公演『贋作娘道成寺』を観に帝都劇場まで足を運ぶ。
 さて、芝居は大詰め、狂いに狂った花子が遂に鐘の中へと入ったとたん、大きな悲鳴が聞こえる。
 おっとり刀で舞台へと駆け付けた裏方連中が鐘を開いてみると、驚くべきことに気を失ったことのと共に、そこにはいるはずのない劇団の若手女優足利文緒の姿があった。
 しかも、文緒の胸には一本の短刀が。
 金田一耕助や等々力警部の捜査から、劇団花吹雪内では様々なトラブルが発生しており、誰もが文緒を殺害する動機があったことが判明する。
 公演中の劇場内で如何にして文緒は殺害されたのか?
 そして、文緒を殺害したのは一体誰なのか?
 金田一耕助の推理が冴える。


*登場人物(配役)

紅葉川ことの(高瀬川すてら)/劇団花吹雪の看板女優
足利文緒(アパ太郎)/劇団花吹雪の若手女優
佐野謙太郎(池川タカキヨ)/劇団花吹雪の男優
弓削宗次(北川啓太)/劇団花吹雪の男優
水町篤胤(大石英史)/劇団花吹雪の男優
増毛武蔵(沢大洋)/劇団花吹雪の男優
御子柴アラシ(佐倉眞)/劇団花吹雪の若手女優
雛野真優子(斉藤ひかり)/劇団花吹雪の若手女優
宇都宮あつ子(延命聡子)/劇団花吹雪のベテラン女優
手塚梅子(山下裕英)/劇団花吹雪の制作担当
沢渕敬之進(森脇康貴)/劇団花吹雪の主宰・劇作家・演出家
田畑平吉(坂口弘樹)/舞台監督
美馬尚三(土肥嬌也)/大道具
松山沌(西マサト国王)/帝都劇場マネージャー
おせつ(永榮紘実)
山崎鑑識課員(すみだ)
新井刑事(横山清正)
等々力警部(松田裕一郎)
金田一耕助(髭だるマン)
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2017年02月09日

クヴァルチェット(妄想ドラマ)

☆妄想ドラマ『クヴァルチェット』


 2017年夏に放送予定のNHKの特別ドラマ。
 京都岩倉の鬱蒼とした森の中にある豪壮な洋館。
 若き日、共にモスクワに留学しながらも今は袂を分かった四人の音楽家たちが、一線を退いた芸術家のためのシェアハウス「芸術家の家」の開設記念に招待される。
 そして、彼女彼らが再びショスタコーヴィチの弦楽4重奏曲第8番を演奏しようとするとき、秘められた過去が暴き出され始める。
 ジェームス三木が日本の過去と現在を真正面から問う渾身の一作。
 プロローグ、第一部「遙かなりモスクワ」、第二部「夢破れて山河あり」、エピローグによる構成。


●主な登場人物
三鬼美樹/みきみき 岩下志麻(回想:吉岡里帆)
 第1ヴァイオリン奏者。財界人三鬼喬(寺泉憲)の次女として生まれる。他の三人とともに孤高のヴァイオリニスト羽村翔より音楽を学び、モスクワへと留学。その後、アメリカ人の音楽プロデューサーと結婚しニューヨークに移住。離婚後もそこに留まる。

朝吹ねずみ/あさぶきねずみ 小川真由美(回想:大西礼芳)
 チェロ奏者。同じく羽村翔より音楽を学ぶ。モスクワ留学終了後は旧東ドイツで学び、現在はベルリンに在住。

家弓護国/かゆみもりくに 津川雅彦(回想:上川周作)
 ヴィオラ奏者。同じく羽村翔より音楽を学ぶ。帰国後、JBK交響楽団の首席ヴィオラ奏者となる一方、帝都芸術大学の教授として後進の指導にあたる。モスクワ留学中、社会主義に幻滅した彼は、日本を美しくする会の一員として政治活動を繰り広げている。同郷の山下奉文を尊崇し、その写真(水野晴郎)を肌身離さず持っている。

北別府玄/きたべっぷはるか 西田敏行(回想:宮坂健太)
 第2ヴァイオリン奏者。同じく羽村翔より音楽を学ぶ。他の三人より数歳若い。帰国後、ホームレス生活などを送ったのち、現在は地元の青少年センターで若者たちに音楽を教えている。

羽村翔/はむらしょう 三田佳子
 孤高のヴァイオリニスト。日系ロシア人。戦中は共産主義者の疑いで獄中に在ったこともある。敗戦後、独自のメソッドで三鬼らを育て上げ、四人を連れてモスクワを訪れるが謎の失踪を遂げる。

五反田司郎/ごたんだしろう 江守徹
 芸術家の家を設立した人物。実は羽村翔の子息で、本名は羽村礼人(はむられいと)。母の失踪の謎に迫る。

羽村勝/はむらまさる 矢崎滋
 翔の弟。ハムカツの愛称で知られる日本労働者党の幹部。

三鬼雪子/みきゆきこ 床嶋佳子
 美樹の母。櫟公爵家の出身。

三鬼今日子/みききょうこ 草村礼子
 美樹の祖母。

櫟秀隆/くぬぎひでたか 磯部勉
 元伯爵。雪子の叔父で美樹の大叔父。親方と呼ばれる指揮者。

高杉咲良/たかすぎさくら 鷲尾真知子
 芸術家の家の事務員。元小劇場の俳優。

村角大地郎/むらすみだいちろう 森田順平
 芸術家の家の管理人。

村角大洋子/むらすひろこ 浅利香津代
 大地郎の妻。

小林聖太郎/こばやししょうたろう 山下規介
 五反田司郎の秘書。実は公安警察の刑事。
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2016年05月26日

渦岡鉄道浜鍋線

☆渦岡鉄道浜鍋線

 渦岡鉄道の渦岡駅から浜鍋線に乗ると、電車が走り始めてものの五分も経たないうちに、目の前に海岸風景が拡がってくる。
 宇津は浜のくに、宇津は潮のくに。
 とは、古の風土記の一節だが、寄せては返す波の動きを目にするに、渦岡という県はまさしく浜のくにであり、潮のくにであると実感する。

 浜鍋線は、渦岡から雨龍半島の先端に位置する浜鍋までを結ぶ十六・三キロの単線区間で、一九八〇年代に入ってようやく電化された。
 一時は乗客減もあって廃止も検討されたが、映画やテレビドラマのロケ地として観光客も集めるなど、地元自治体の粘り強い取り組みが功を奏し、近年では乗客数も回復傾向にある。

 浜鍋線沿線で撮影された映画として真っ先に浮かぶのは、有薗明日香監督のデビュー作『風が吹いたら』。
 樋口ひなげしの同名の小説を監督自ら脚色したもので、車窓から見える海の輝きがとても美しかった。
 ちなみに、ここでのロケを監督に薦めたのは、主人公の叔父役で出演もしている渦岡出身の笹目敬輔だそう。

 浜鍋線沿線といえば、一昨年ちょっとした話題となった、自称忌才・蒲生俊作監督の『くたばりぞこない 七十の春』のラストで、老人軍団が一斉に蜂起するのもここ。
 怪優源田源九郎が演じる鼻血垂れが、海は広いな大きいな、お前は馬鹿だな哀れだな、と喚きながら時の首相に突撃するシーンが特に印象深い。

「海はどこまでも繋がっとるんじゃ」
 という彼の台詞は、台本にないアドリブというが、浜鍋の浜に降り立ってみると、その言葉が口を突いて出るのも当然と納得した。
 確かに、海は広いし大きい。
 できることならば、自分の心もそうありたいと思う。
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2016年03月19日

妄想ドラマ『京都探偵物語』

☆京都探偵物語(妄想ドラマ館)


 BK制作の特別企画ドラマ。
 2016年9月〜12月にかけて、6回放送された。
 脚本は中瀬宏之で、舞台は全て京都。ただし、ロケは滋賀や大阪、兵庫、奈良でも行われた。
 寺尾聡演じる探偵が様々な事件に向き合う、「ソフトボイルド」。


*レギュラー、準レギュラー

●探偵(寺尾聡)
 ドラマの主人公。あんたや、君など、きちんと名前を呼ばれることはないが、最終回で判明する。元検事。愛猫家で、事務所代わりの部屋に茶トラの猫を飼っている。基本的に暴力を嫌うものの、第三話の「四つ数えろ」では犯人を殴った。

●団玲子(戸田恵子)
 京都府警捜査一課所属の警部補。口は悪いが、実は情にもろいタイプ。馬鹿にしながらも、探偵の手腕を高く評価している。ワイン愛好家。
 名前は女優の団令子から。

●大館春彦(内倉憲二)
 京都府警捜査一課所属の刑事。団警部補とペアを組む。探偵から情報を聞き出そうとするも、いつもはぐらかされ、逆に重要な情報をもらしてしまう。愛称は「ぬけ春」。
 名前は作家の大藪春彦から。

●三条橋下小枝子(野川由美子)
 さんじょうはしのしたさえこ。探偵の住居兼事務所の家主。三条橋下家は旧子爵の由緒正しき家柄。パチンコ好きで、探偵に景品のチョコレートをいつも渡している。

●小清水俊二(小須田康人)
 京都府警捜査一課課長。団と大館の上司。
 名前は翻訳家、字幕翻訳家の清水俊二から。

●二田十四郎(大高洋夫)
 京都府警本部長。
 名前は映画評論家、翻訳家の双葉十三郎から。

●鴨川畑作(志賀廣太郎)
 京都市長。いつも着物を着ている。団や小枝子から「抜け作」と陰口を叩かれている。


*各話の概要

●第1話「丸太町の鷹」
 探偵は相棒の阿知波にある事件の調査を依頼するが、阿知波は尾行対象者とともに遺体で発見されて…
 ゲスト:謎の女(麻生祐未)、粕谷(石塚英彦)、海道(木下ほうか)、阿知波(橋本さとし)

●第2話「コリアンタウン」
 京都市土木開発局の森局長が変死体で見つかる。京都府警は森の死を自殺と断定するが、森の妻伊都美は探偵に調査を依頼する。どうやら森は、京都市外のオモニハラの開発を巡って殺害されたらしい。
 ゲスト:森伊都美(若村真由美)、森(井田國彦)、寿美(李麗仙)、黒須(平幹二朗)

●第3話「四つ数えろ」
 自衛隊の元陸将で現在は野党民権党の代議士須田から、探偵はある依頼を受ける。それは、須田の二人の娘に関することだった。
 ゲスト:須田琴音(大西礼芳)、須田彩音(吉岡里帆)、須田修一郎(綿引勝彦)、伊庭真弓(平岩紙)、桝谷剛次(本田博太郎)

●第4話「深泥が池の女」
 わかやぎ生活社長の大杉の依頼を受けて、探偵は失踪した大杉夫人を追って深泥が池へと向かう。そこで待っていたのは…。
 ゲスト:大杉達彦(大杉漣)、大杉美智代(木村佳乃)、四方香子(占部房子)、来栖恵介(山口祥行)、堀田昌子(角替和枝)

●第5話「死んでいた男」
 金子歩美は、突然老婆からあんたのお兄さんは死んでいると告げられる。兄は生きているというのに。
 ゲスト:金子歩美(水川あさみ)、金子肇(信國輝彦)、醍醐仙一郎(品川徹)、沓脱健吾(中原丈雄)、五十川梅乃(臼間香世)

●第6話「短いお別れ」(最終回)
 探偵の妻を名乗る女性が現われた。彼女は一体誰なのか?
 ゲスト:三沢多惠子(宮崎美子)、三沢かれん(松井玲奈)、後藤田泰子(西田尚美)、永井検事総長(三船史郎)、黒澤(頭師佳孝)
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2016年03月14日

『指揮者(シェフ)に御用心 もしくは、円紫さんともう一人の私』(妄想ドラマ館)

☆妄想ドラマ『指揮者(シェフ)に御用心 もしくは、円紫さんともう一人の私』
 「赤と赤 ルージュ・エ・ルージュ」第2作


 『幕が上がる』に続いてNHKのテレビドラマ『美女と男子』で再度共演を果たした大西礼芳と吉岡里帆が演技の鎬を削る単発ドラマシリーズ「赤と赤 ルージュ・エ・ルージュ」の二作目は、北村薫の人気小説「円紫さんと私」シリーズへのオマージュである『指揮者(シェフ)に御用心 もしくは、円紫さんともう一人の私』です。


*予告編
 (BM)ストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』第二部から
 「どれだけ努力しても、適わないことはあるの」(馨子)
 (BM)シェーンベルクの浄められた夜から
 「それでも、美しく生きたいと思います」(「私」)
 (BM)ストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』第二部から
 「人は変わるものです。良くも、悪くも。悪くも、良くも」(円紫さん)


*あらすじ
 ゼミで日本文学を学ぶ「私」(吉岡里帆)は、ふとしたきっかけで親しくなった大学の先輩で落語家の春桜亭円紫(中井貴一)に誘われて、帝都フィルの定期演奏会の稽古を見学することとなる。
 指揮台に上がるのは、先ごろ国際的な指揮者コンクールで入賞を果たし帝都フィルの常任指揮者就任が決まった二渡馨子[にのわたりかおるこ](大西礼芳)。
 「私」は、帝都フィルの常任理事大友(藤田宗久)の言葉や馨子の稽古の様子から、彼女の悪意に気がつく。
 ところが、円紫さんは「私」に対してある質問を投げかける。
 それは…。


*キャスト等
 「私」/女子大生(吉岡里帆)、二渡馨子/帝都フィル・常任指揮者(大西礼芳)
 春桜亭円紫/落語家(中井貴一)
 徳長/帝都フィル・チェロ奏者(岩松了)、亀渕/帝都フィル・コンサートマスター(柏木俊彦)、戸部/帝都フィル・ファゴット奏者(野村たかし)、石森/帝都フィル・クラリネット奏者(橋本さとし)、丸谷/帝都フィル・ティンパニ奏者(田山雅楽子)、大友/帝都フィル・常任理事(藤田宗久)、宇田川/帝都フィル・事務局長(山口祥行)
 綿貫/オフィス樫尾社員・馨子のマネージャー(西田尚美)、樫尾/オフィス樫尾代表(阿南健治)
 作本/指揮者、音大時代の馨子の恩師(志賀廣太郎)
 「私」の母(占部房子)
 春桜亭みやび/円紫の弟子(佐々木彩夏)

 指揮指導:山田和樹
 演奏:日本フィルハーモニー交響楽団
 落語指導:春風亭一之輔(『猫久)』
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2015年02月02日

眠狂四郎 断腸剣(妄想映画館)

☆眠狂四郎 断腸剣(妄想映画館)


 眠狂四郎(市川雷蔵)は、与田藩藩士佐久間源之丞(木村玄)の妹八重(藤村志保)から、幕府転覆のため暗躍する鼯団に奪われた兄源之丞の救出を依頼されるが…。

 プロットは全部考えていますが、あえて記しません。
 皆さん、以下の配役を参考にご妄想くださいませ。

 *その他の配役
 医師古藤源庵(中谷一郎)、源庵の妻幾代(高田美和)、源庵の母眞砂(毛利育子)、春吉(丸井太郎)、老中阿部豊後守(小林勝彦)、若年寄大須賀掃部頭(伊達三郎)、大目付山中兵部(五味龍太郎)、与田藩藩主不動安房守(丹羽又三郎)、与田藩家老井関主殿(稲葉義男)、夜須藩藩主根太右京大夫(名和宏)、西海屋(須賀不二男)、鼯団首領須村黒斎(伊藤雄之助)
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2015年01月11日

三谷幸喜脚本の『オリエント急行殺人事件』放映を前に

 今晩と明晩、二夜連続で、アガサ・クリスティーの原作を三谷幸喜が昭和初期に翻案した『オリエント急行殺人事件』(CX系)が放映される予定だ。
 で、三谷さんと『オリエント急行殺人事件』といえば、遡ること今から10年以上前、2004年10月13日に『真実はかく佯る』のタイトルで、下記の如き記事を投稿したことがある。
 「妄想映画館」や「妄想ドラマ館」の走りだが、三谷さんの志向と嗜好を考えれば、『オリエント急行殺人事件』に手を出すだろうことは、実は予測のうちだった。
 まあ、キャストその他、馬鹿げたくだりは平にご容赦のほど。
 それにしてもこのドラマ、ぜひとも観ておきたいなあ!


★最新映画速報


 *マイケル・ムーアが日本を斬る
   『十二人の卑しい日本人』
  (出演=アイウエオ順)
  青木 幹雄、飯島  勲、石破  茂、猪瀬 直樹
  小池百合子、小泉純一郎、古賀潤一郎、堤  義明
  橋本龍太郎、森  喜朗、山崎  拓、渡辺 恒雄


 *三谷幸喜が放つクリミナル・ロマン
   『十二人の怪しい日本人』
    − オリエント超特急殺人事件 −
  (出演=アイウエオ順)
  伊東 四朗、占部 房子、江幡 高志、片桐はいり
  斎藤 清六、佐渡  稔、白石加代子、戸田 恵子
  温水 洋一、萩本 欽一、水野 晴郎、八嶋 智人

   「笑えないところが、一番笑えます」      三谷談
   「いやあ、映画って本当に素晴らしいですねえ」 水野談  
   「ややうけ」                 萩本談
   「にん!」                  伊東談
   「あんぱーんち!」              戸田談
   「村の時間の時間の時間でえす」        斎藤談


                          今秋堂々クランクイン
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2014年08月04日

妄想ドラマ館・帰って来た古畑任三郎『ショウ・マスト・ゴー・オフ』

☆妄想ドラマ館・帰って来た古畑任三郎『ショウ・マスト・ゴー・オフ』

*アバンタイトル
 ええ、ご無沙汰しています、どうも古畑です。
 ええ、人に何かをしてもらおうと思う人、してもらおうと思うことの直前に相手に連絡してませんか。
 ええ、それでは相手の心は動かせません。
 ええ、こまめに相手に連絡をとってください。
 ええ、試験の直前になってノートを借りようとだけする人、そんな人に誰もノートは貸してくれません。
 ええ、選挙の直前になって突然電話をかけてくる人、そんな人の推す政党に誰も投票なんかしてくれません。
 そして一番よくないのは、公演の直前になって公演案内を…。

*タイトル テーマ音楽
 田村正和
 古畑任三郎
 田村正和
 堺雅人
 黒木華
 野田秀樹(特別出演)
 脚本 中瀬宏之

 おなじみ古畑任三郎(田村正和)は、気のある女性にドタキャンされた今泉(西村雅彦)に誘われて、とある有名劇団の復活公演『夢のまた夢』を観ることとなる。
 舞台上には板付きの、劇団主宰野平詩劇演じる黒野巣城城主土岐頼時(野田秀樹)。
 そして、開幕直後はどうにも退屈する古畑だったが、主人公合歓里今日知郎(堺雅人)のある所作に強い興味を示して…。
(以下省略)

 ちなみに、黒木華の劇中劇の役は、有愛/幽女(いずれも「ゆめ」)の一人二役。
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2011年11月16日

妄想ドラマ館 贋作坊っちゃん

☆NHK新春特別ドラマ
 贋作坊っちゃん  小林信彦『うらなり』より


原作 小林信彦『うらなり』、夏目漱石『坊っちゃん』
脚本 中瀬八郎



 昭和9年のある日、古賀(柄本明)は、かつて愛媛県松山の中学校で同僚だった堀田(浜田晃)と銀座の名曲喫茶で再会する。
 二人が同時に取り出したものは、彼らと東京出身の新任教師の三人で撮影した古い記念写真だった。
 そして、古賀と堀田はそのちょっと風変わりだった新任教師の想い出を語り始める。


キャスト
新任教師、帝大生(篠田麻里子二役)、若き日の古賀(柄本佑)、若き日の堀田(浜田学)、教頭(利重剛)、吉川(阿部サダヲ)、校長(中村梅雀)、古賀の姉(占部房子)、遠山の令嬢(小嶋陽菜)、漢学の先生(品川徹)、荻野夫妻(内山森彦、大森暁美)、いか銀(渡辺哲)、清(草村礼子)、芸者(鷲尾真知子、秋元才加)、書記川村(すがぽん)、古賀に見合いを勧める女性(渡辺えり)、古賀の見合いの相手(よこえとも子)、名曲喫茶の店主(外波山文明)、名曲喫茶の女給(宮澤佐江)、特高刑事(木下ほうか)

音楽
マーラー:交響曲第4番、吉俣良(近衛秀麿指揮新交響楽団、井上道義指揮NHK交響楽団)


 なお、この『贋作坊っちゃん』は三夜連続の新春特別ドラマの第三夜にあたる。
 第一夜には、前田敦子主演の『伊豆の踊子』、第二夜には、高橋みなみ主演、大島優子、高橋克実、高橋ひとみ、寺尾聡共演の『翼は心につけて』がそれぞれ放映された。
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2011年01月03日

妄想映画館『みすずかる』(1960年、東映東京)

『みすずかる』(1960年、東映東京)


 監督:今井正
 脚本:水木洋子、中瀬八郎


*物語

 昭和10年、特高刑事溝呂木(伊藤雄之助)の硬軟織り交ぜた取り調べに転向を余儀なくされた帝大生下総信一(江原真二郎)は、義兄で民憲党代議士の相馬(宮口精二)から、自らの選挙区である長野県の某市の実地調査を勧められる。
 そこで信一は信州の農民の現状を知るとともに、地元の名士高遠祝(加藤嘉)の娘美鈴(中原ひとみ)と出会う。
 そして、いつしか二人は深く愛情を抱きあう仲となる。
 祝も、誠実な信一の真情を認め、二人の恋を黙認する。
 ところがそんなとき、祝が急な病に倒れてしまう。
 信一と美鈴の親密な様子を快く思っていなかった美鈴の継母富子(長岡輝子)は、この機に乗じて前々から持ち込まれていた北畠伯爵(三國連太郎)との縁談を強引に押し進める。
 一方、信一も友人の活動家高城(木村功)から預かった文書のために、再び特高警察に追われる身となる。
 追い詰められた二人は、信濃川に身を投じようとするが、北畠伯爵と溝呂木らによってそれも阻まれる。

 それから10年の歳月が流れ、南方から奇跡的に復員した信一は、美鈴が農地解放運動の先頭に立っていることを高城より知らされる。
 10年ぶりに長野を訪れた信一は、美鈴と強く手を取り合うのだった。
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