2024年03月31日

今日聴いた音楽から@(2024/3/31)

 グイド・カンテッリ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したドビュッシーの交響的断章『聖セバスティアンの殉教』、夜想曲から雲と祭り<WARNER>を聴く。
 前者は1954年6月の、後者は1955年8月の、それぞれモノラル録音である。
 いずれの曲もリリカルさとノーブルさに欠けていない。
 『聖セバスティアンの殉教』終盤での清澄さの中に潜んだ官能性や、雲の後半の艶やかさは特に印象深い。
 とともに、カンテッリはドビュッシーの音楽の持つリズミカルな動き、躍動性も的確に捉えている。
 祭りなどその最たるものだろう。
 フィルハーモニア管弦楽団の機能性も十分に発揮されていた。
posted by figarok492na at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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