2024年02月29日

今日聴いた音楽から(2024/2/29)

 グイド・カンテッリがフィルハーモニア管弦楽団と遺した録音の中から、ファリャのバレエ音楽『三角帽子』組曲第2番<WARENER>を聴く。
 ここでもカンテッリはオーケストラをよくコントロールして、ドラマティックな音楽を生み出している。
 ラストに向けてテンポが速まり熱量も高まっていくが、我を忘れることなく均整を見失わない終幕の踊りなど、特にカンテッリの面目躍如である。
 とともに、粉屋の踊りなど、この作品の持つ翳り、アイロニーといったものも的確に表現されていることも忘れてはなるまい。
 返す返すも彼の早世が残念でならない。
posted by figarok492na at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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