グイド・カンテッリ指揮フィルハーモニア管弦楽団が演奏したシューマンの交響曲第4番<WARENER>を聴く。
カンテッリの録音は断続的に聴いているが、このシューマンでも前進力漲る演奏になっている。
前へ前へと進む音楽が爽快だ。
「生き生きと(Lebhaft)」の言葉のある第3楽章から第4楽章など、カンテッリの本領が十分に発揮されており、わくわくする。
もちろん、それでいて細部を疎かにすることなく、楽章ごとの音楽の変化にも的確に対応していることは言うまでもない。
第2楽章の優美さもまたカンテッリならではだ。
リマスタリングのおかげでだいぶんクリアな音質になっているが、やはりこの演奏もできることならばステレオ録音で聴きたかった。
2024年02月25日
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