オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団が演奏したシューマンの交響曲第1番「春」<WARENER>を聴く。
ゆっくりとしたテンポだが、過度な重さや鈍さは感じない。
まさしく当為のものとして春の訪れを感じるような、堂々とした演奏だ。
とともに、この曲の持つ旋律の美しさや歌唱性も強く感じる。
スタイルは大きく異なるとはいえ、フィリップ・ヘレヴェッヘとアントワープ交響楽団による演奏にも通じる感想を持った。
ほかに、劇音楽『マンフレッド』序曲も聴く。
こちらも遅めのテンポ。
それでも悲劇的な切迫感がある。
2024年02月18日
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