日曜日からずっと体調不良である。
ながら聴きならまだしも、じっと音楽に集中しているのがつらかった。
なので、しばらく音楽の感想をアップすることもしなかった。
今夜、リハビリを兼ねてクラウディオ・アラウが弾いたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番<WARENER>を聴いた。
アルチェオ・ガリエラ指揮フィルハーモニア管弦楽団との共演で、1960年のステレオ録音。
前に聴いたウェーバーのコンツェルトシュテュックと同時に録音されたものだ。
横綱相撲とでも評したくなるような、堂々とした演奏である。
テクニック的に全く無理がなく、なおかつ抒情性にも不足していない。
ドラマティックな部分では当然熱の入った演奏になるが、安っぽくなることはない。
ガリエラ指揮フィルハーモニア管弦楽団もソロに伍して立派な演奏を聴かせている。
聴き応え十分だった。
2024年02月17日
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