1982年にポーランドで生まれたクシシュトフ・ウルバンスキは、現在若手中堅の指揮者の中で注目株の一人だ。
東京交響楽団の首席客演指揮者を務めたことで、日本のクラシック音楽愛好家にもよく知られるようになった。
そのウルバンスキが、首席客演指揮者時代にNDRエルプ・フィルとライヴ録音したストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』<α>を聴いた。
実にバレエ的な演奏だと思う瞬間が多々あった。
いや、バレエ音楽なのだからバレエ的もないものだけれど、目の前でダンサーたちが踊っている姿が浮かんでくるような場面が何度もあったのだ。
全体的に重さを感じることもなくはなかったが、第1部終盤の追い込みではぐっとテンポを速めていたし、逆に第2部の終わりではあえてゆっくりとしたテンポをとることでこの作品の持つ暴力性をあぶり出してもいた。
NDRエルプ・フィルも精度の高い演奏でウルバンスキの音楽づくりにこたえていた。
演奏会場のハンブルク・エルプ・フィルハーモニーの音響特性も加わってか、若干音はもやもやとした感じになる。
2024年01月26日
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