2024年01月18日

今日聴いた音楽から(2024/1/18)

 ジョージ・セルがクリーヴランド管弦楽団に室内楽的なアンサンブルを求めたということは、先日のリヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・キホーテ』を聴いたときに書いたことだけれど、今日また彼らが演奏したハイドンの交響曲第93番と第94番「驚愕」<SONY>に接して改めてそのことを思い出した。
 例えば、第94番の第2楽章、おなじみ「びっくり」が終わってしばらくしてからの穏やかな部分での楽器の重なり合いだとか、一糸乱れず軽快に音楽を閉じる両曲の終楽章だとか、それこそ室内楽的な、インティメートで精度の高い演奏をセルとクリーヴランド管弦楽団は聴かせてくれる。
 ただ、ドン・キホーテの自在さに比べると、ハイドンではそれがよく言えば折り目の正しい楷書の芸、悪くいえば生真面目に過ぎて遊びが少ないということに繋がっているようにも感じた。
 そうそう、遊びというか仕掛けでいうと、第94番の第2楽章よりも第93番の第2楽章での一撃に僕は驚かされた。
 謹厳実直で知られる教授が、表情一つ変えず突然突拍子もない冗談を口にしたような、そんな驚きである。
 ちいかわのうさぎなら、すぐに「ハァ?」と口にするだろう、きっと、必ず。
posted by figarok492na at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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