グレン・グールドが弾いたベートーヴェンの7つのバガテル作品33と6つにバガテル作品126<SONY>を聴いた。
ベートーヴェンにとってバガテル集はそれこそ些細なものだろうけれど、そうした小品だからこそなおのこと、対位法の強調に極端なテンポ設定といったモノマニアックなまでの楽曲解釈や、即興性、抒情性の追求などグールドの特性が明らかに示されているように感じる。
その呻き声ともども、グールドの「意識」が全篇にわたって表れていた。
2024年01月14日
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