昨夜、しばらく雪が降っていたが、朝になって青空へ。
時折、小雪は降るも。
今日も厳しい寒さだけれど、少し気温が上がったか。
皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
新型コロナウイルスにはお気をつけのほど。
風邪やインフルエンザにもお気をつけのほど。
気温が上がると、今度は花粉が怖いのだ。
やだやだ。
三谷昇は大好きな役者さんの一人だったが、実演に接したのは2000年3月の尼崎・ピッコロシアターでの『青空・もんしろちょう』(別役実作/末木利文演出)だけだ。
もともと三木のり平のために書かれたものの、のり平さんが亡くなってしまったため、息子の小林のり一が代わりをつとめたという曰く付きの公演で、別役芝居ではおなじみの電信柱が久しぶりに登場したりもしたのだが、筋運びも含めてなんとも切ない、うらさみしさ、ぽっかりと穴の開いたような感じの残る芝居になった。
そういえば、同じく大好きな高木均(この人も別役芝居によく出ていたのでは)、新村礼子の出演者陣ばかりでなく、末木さんも別役さんも、おまけにのり一さんまで亡くなってしまった。
怪優という言葉を簡単には使いたくないけれど、三谷さんを語るとなると、どうしてもこの言葉を使わざるをえない。
痩身で小柄、ぎょろりとした目、そして基本は美しいのに役回りによって猫撫で風になったりどすが効いて低くなったりする声の変化。
虐げられる善玉もやれば、結構な悪玉もやるけれど、なんと言っても裏で何をやっているかわからない胡散臭い人物、そうした人物のぬめっとした感じやら逆に感情の爆発には本当に惹き付けられたものだ。
映像作品でいえば、黒澤明の『どですかでん』のルンペン親子の父親はどうにも忘れ難いし、市川崑の金田一耕助シリーズも強く印象に残る。
そうそう、同じ三谷の三谷幸喜が書いた『新選組!』では、三谷さん特有の雰囲気だからこそ活きる出オチもあったっけ。
ただ、三谷さんはやはり演劇の人だった。
その三谷さんの実演に一度しか接することができなかったのは、返す返すも残念でならない。
戦争反対!
どさくさ紛れの改憲も反対!
自民党内閣が今日も続く。
厚顔無恥で因循姑息な無理無体無法無謀が今日も押し進められる。
いつまで続く泥濘ぞ。
本当に救い難い状況である。
馬鹿に付ける薬はない。
馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
一番の馬鹿にはなるまい。
そのためにも、記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。
昨夜、作業を進めたのち、3時20分過ぎに寝床に就く。
9時半に起きて、近くのコインランドリーで洗濯をすませる。
その間、下京図書館へ行く。
借りていた本を返し、『小澤征爾、兄弟と語る』<岩波書店>、塩田武士の『デルタの羊』<角川書店>、予約しておいた遠藤正敬の『犬神家の戸籍』<青土社>を新たに借りる。
午前中から午後にかけて、amazon music unlimitedでホルンのメイソン・ジョーンズとユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団が演奏したモーツァルトのホルン協奏曲全曲、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮シドニー交響楽団が演奏したエルガーの『威風堂々』全曲と弦楽セレナード、菅原洋一が歌った『長崎の鐘』、島津亜矢が歌った同じ曲、ボニージャックスが歌った同じ曲、ソプラノの西尾薫が亀岡沙織のピアノ伴奏で歌った同じ曲と『新しき朝の』を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、中野重治全集第五巻<筑摩書房>を読み進めたりする。
モーツァルトのホルン協奏曲はソロ、オーマンディ指揮のオケともども予想していた以上に聴き心地がよかった。
両者のバランスがとても良いのだ。
一方、アシュケナージさんの威風堂々(補筆完成版の第6番付き)は、有名な第1番など特に、緩さというか、音楽との齟齬を強く感じる。
弦楽セレナードのほうが柄に合っていて、まだしっくりときた。
15時過ぎに外出し、河原町方面へ。
仕事関係の用件を片付けたのち、丸善京都本店で許光俊の『はじめてのクラシック音楽』<講談社現代新書>や筆記具を購入する。
で、ここで文具売り場担当の価格表示ミスのせいで返品をすることになる。
簡易万年筆preppyの「黒字の0.3のみ440円」、他は330円と表示があったのでそれじゃあと黒字の0.5を買ったのに、いったんレジを出てレシートを見てみたら、440円になっている。
おいおいと思いつつ再びレジに並んで別の人に確認してもらうと、なんと価格改訂で全品440円するというのだ!!
明らかな表示ミス(というか、価格改訂の名による便乗値上げを疑った)だったこともあり内心いらっとしているところに、返品返金の際のレジの担当者のいっとう最初の対応が霊感商法ならぬ冷感商売というかどうにも切迫感がない上に、ミスがわかったのちも表面的な謝罪を口にしているように感じられてますます内心不快になる。
それから夕飯用の買い物をすませて帰宅した。
がである、丸善の会計の際にhontoポイントを利用したはずなのにそれが引かれていない。
つまり、一度会計を取り消して再び会計した際にポイント分を引くのを二度目の担当者が忘れていたのである。
こちらも再会計のときに触れていなかったし、返金後すぐ確認もしていなかったこともあるので、ミス自体は仕方ないと思いつつ、担当者の態度を思い出すとどうしても怒りがこみ上げてくる。
で、電話をした際に、声を荒げたわけではないが、相当きつい言い方になってしまった。
(電話の担当の方にはその旨、申し訳ないと謝った)
結局、ポイント分は現金書留で送ってくるという。
185円。
それに、価格の差は110円。
けれど、これは金額の問題ではなく、心根の問題なのだ。
帰宅後、amazon music unlimitedでアルトゥーロ・トスカニーニ指揮ニューヨーク・フィルが演奏したグルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』から精霊の踊り、ロッシーニの歌劇『セビリャの理髪師』序曲、歌劇『アルジェのイタリア女』序曲、歌劇『セミラーミデ』序曲、ヴェルディの歌劇『椿姫』第1幕への前奏曲と第3幕への前奏曲、ワーグナーの楽劇『神々の黄昏』から夜明けとジークフリートのラインへの旅、歌劇『ローエングリン』第1幕への前奏曲と第3幕への前奏曲、エーリヒ・ラインスドルフ指揮ボストン交響楽団が演奏したプロコフィエフの交響曲第2番を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、作品の改稿作業を行ったり、中野重治全集第五巻を読み進めたりする。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『クラシックの迷宮』を聴く。
今週は作曲家の松平頼則の特集が組まれていた。
ちなみに松平頼則は、今月9日に亡くなった作曲家の松平頼暁の父親でもある。
その後、amazon music unlimitedで飯森範親指揮山形交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」、ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団が演奏したシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」、アンヌ・ケフェレックが弾いたラヴェルの鏡を聴いたりしながら仕事関係の作業を進めたり、中野重治全集第五巻を読み進めたりする。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢!!
いろいろと書いてしまったが、書かれた側のことを考えて、つくづく嫌な気持ちになっている。
たぶん本人が意識している以上のことを感じ取ってしまうこちらの偏頗な性質も良くないのだ。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
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