☆第81回座錦湯
出演:桂文五郎さん、笑福亭笑利さん
(2019年7月22日20時開演/錦湯)
5月27日の第74回以来だから、約2ケ月ぶりの錦湯さんだ。
雨は上がったもののどんよりとしたお天気の京都の夜だったが、常連さんやリピーターさんとなかなかの入りでまずは何より。
で、第81回目となる座錦湯は、桂文五郎さんの差配で、ゲストは笑福亭笑利さんという5月13日の第72回と同じ組み合わせ。
参議院選挙も押しのけて、社長が長時間に渡る会見を行う折も折、当然全くそのことに触れないというわけにもいかなかったが(直営業についての簡単な説明など)、そこは落語家さん二人。
あえて、落語で攻めに攻めようと、これまで全く縁のなかった『皿屋敷』を文五郎さんが、『栴檀の森』(ふたなり)を笑利さんが演じてみた。
もちろんこれも、錦湯さんだからの試みで無謀は百も承知。
なので、内容についてはあえて省略。
そして、落語や落語家、落語界についてのトークで大いに盛り上げた。
ついつい思ったことを言葉にしてしまいがちな、一言居士ならぬ直言居士の笑利さんだが、言葉の中身が伝わるならまだしも、ただただ直言するという部分だけが一人歩きしているのもどうかと思い、最近は言葉をセーブしているとのこと。
それでも、「関大落語(関西大学の落語研究会出身者の若手の面々に見受けられる高座口演の癖)は許さない」、「(月亭太遊さんの)ネオラクゴは認めない」と自分の考えをしっかり口にしていた。
そうした笑利さんの言葉を受けつつも、文五郎さんは見解が異なる部分に関しては自分の考えをはっきり示していた。
いずれにしても、スリリング、なおかつ刺激的で笑いにも富んだ会でした。
ああ、面白かった!!
こちらもなかなか足を運べていませんが、月曜夜20時は皆さんも座錦湯へぜひ!!!
2019年07月23日
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