2019年03月10日

ラスタライズ第二回 新作戯曲朗読会(殿井歩作品の分)

☆ラスタライズ第二回 新作戯曲朗読会
 殿井歩作品の分

(2019年3月10日12時スタート/Social Kitchen 2F SPACE)


 「演劇経験も作風もバラバラな劇作家が、俳優さんたちをお招きし、自作の戯曲を朗読」(公演プログラムより)するという企画、ラスタライズ第二回 新作戯曲朗読会のうち、殿井歩の作品分に接してきた。
 会場は、京都市営地下鉄の鞍馬口駅から歩いて5分ほどのところにあるSocial Kitchen の2階のSPACE。
 ちなみに今日は、現在助監督兼制作として撮影に関わっている自主制作の短篇映画『あしたのねがい』のササハラユウキ監督もせっかくだからと同道した。

 今回朗読されたのは、戯曲講座の課題として執筆したという『とおり雨』、昨年10月の「少し怪しい祭り【戌】』(アトリエみのむし/8日に観劇)で上演された『夜ふかしする人々』、この企画のために書き下ろされた『かごのとら』の三作品。
 空調設備の関係もあってか、はじめの『とおり雨』で少し聴きにくさを感じたのは残念だったが、こうやって初見に近い状態、しかもあえて感情をこめず素読みに近い形での朗読を通すことで、殿井さんの作風、特性美質といったものを改めてよく知ることができた。
 ユーモア感覚、観る側に喜んでもらおうという意識はもちろんだけれど、例えば『夜ふかしする人々』など、実演以上に不穏さというか、殿井さんの心の中に滞留するもの、一方で矜持というか臆面のありようが明確に感じ取れたと想う。
(なお、『夜ふかしする人々』では、朗読の前に初演に出演していた出村弘美、申芳夫の二人が解説としてアクション場面を披露していた)
 臆面があるといえば、朗読を行った演者陣、久貝亜美、椎橋怜奈、柴田修平、申さん、田辺泰信(ササハラ監督がいたく気に入って、帰りがけもしばらくその話をした)、出村さんもそう。
 殿井さんも含めて濱口竜介監督の『ハッピーアワー』の出演者仲間であるが、各々がしっかり違いつつ、均整のとれた顔触れだった。
 いずれにしても、演劇はもちろんのこと、ラジオドラマや映像といった形でも、殿井さんの作品に親しんでいければと強く感じた。

 諸般の事情で、14時からの英衿子作品、16時からの高木由起作品に接することはできなかったが、こうした新作戯曲を気軽に親しめる会はこれからもどんどん行って欲しい。
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 17:13| Comment(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。