2018年12月07日

『山本直純フォエヴァー』で山本直純の才気を愉しんだ(CLACLA日記)

 青空は見えたものの、どんよりとした感じのお天気が続く。

 日中はまだそれほどだったが、夕方頃からどんどん寒さが増してくる。
 いよいよ冬の到来か。
 皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
 風邪など召しませんように。


 体調、今一つ。
 両耳の不調も続く。


 カルロス・ゴーンや相撲取りで騒いでいるうちに、水道民営化法が成立した。
 入管法や漁業法の改悪も押し進められている。
 厚顔無恥で因循姑息な安倍首相一党の思うつぼだ。
 いつまで続く泥濘ぞ。
 本当に救い難い。


 流石は厚顔無恥で因循姑息な連中だ、戦後民主主義を次々と破壊しながら、未来のテロリズムを怖れてちゃんと共謀法だのなんだのは設けてある。
 いやはやなんともはや。


 馬鹿に付ける薬はない。
 馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
 一番の馬鹿には絶対になるまい。


 記憶力、読解力、判断力を一層鍛えていかなければ。
 そして、目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。


 昨夜、KBS京都で岡村隆史のオールナイトニッポンを聴いたりしながら作業を進めたのち、2時半過ぎに寝床に就く。


 9時半過ぎに起きる。

 雑件を片付けたのち外出し、下京図書館へ。
 高峰秀子の『あぁ、くたびれた。』<河出書房新社>、中村メイコの『もう言っとかないと』<集英社インターナショナル>、有馬稲子と樋口尚文の『有馬稲子 わが愛と残酷の映画史』<筑摩書房>、谷川建司の『高麗屋三兄弟と映画』<雄山閣>、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮読売日本交響楽団が演奏したシューマンの交響曲全集とショスタコーヴィチの交響曲第10番&第11番「1905年」<ともにデンオン>を返却し、予約しておいた園田高弘と近衛秀麿指揮旧日本フィルが演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」<同>、山本直純指揮旧日本フィル他による『山本直純フォエヴァー』<日本コロムビア>、水道橋博士の『藝人春秋2 上 ハカセより愛をこめて』と『同下 死ぬのは奴らだ』<文藝春秋>、馬部隆弘の『戦国期細川権力の研究』<吉川弘文館>、石田香織の『きょうの日は、さようなら』<河出書房新社>、吉田篤弘の『おやすみ、東京』<角川春樹事務所>を新たに借りる。


 帰宅後、園田高弘と近衛秀麿指揮によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、『山本直純フォエヴァー』の中から伊達純のピアノ独奏によるベートーヴェン/山本直純変曲のピアノ狂騒曲「ヘンペラー」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『幻の切符』の加筆作業を進めたりする。

 実演に接した際も、ガチガチとしたというか構えの硬さに古さを感じた園田高弘だが、こうして「おやかた」近衛秀麿のオーソドックスな解釈の伴奏で耳にすると、これぞクラシック音楽の王道中の王道という感じがしてくるから面白い。
 そういえば、園田高弘と近衛秀麿指揮旧日本フィルによる皇帝はライヴ映像がDVDで出ていたはずだけれど、こちらは1970年8月4日に川口市民会館で行われたセッション録音だ。

 一方、伊達純と山本直純指揮旧日本フィルが演奏した「ヘンペラー」はベートーヴェンの「エンペラー(皇帝)」を下敷きに、あれやこれやを詰め込んで変曲した知的な冗談音楽。
 山本直純の才気・ポピュラリティが十二分に発揮されていて面白い。
 ちなみに、歴史的パロディコンサートと副題のついた『山本直純フォエヴァー』は、1967年から数年間にわたって開催された旧日本フィルのウィット・コンサートにおけるライヴ録音を集めたものだ。
(1967年7月25日、1968年7月18日、1969年8月9日、いずれも会場は東京文化会館大ホール)


 寒さが増さないうちに、ベランダの大掃除をすませておいた!


 午後、ABCラジオの『兵動大樹のほわ〜っとエエ感じ。』や『武田和歌子のぴたっと。』、『山本直純フォエヴァー』から当時の旧日本フィルのコンサートマスター、ルイ・グレーラー独奏によるメンデルスゾーン/山本直純変曲のヴァイオリン狂騒曲「迷混」、ベートーヴェン/山本直純変曲の交響曲第45番「宿命」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『藝人春秋2 上』を読み始めたりする。

 「迷混」はメンコンをはじめ、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーの四大ヴァイオリン協奏曲を茶化しのめした作品。
 一方、「宿命」は、『砂の器』の音楽には非ず。
 ベートーヴェンの不滅の九つ(1〜9を足しゃ45になる)を中心とした大パロディ交響曲。
 昨夜聴いたアイヴズの交響曲第2番をさらに確信犯的におもろおかしく仕立て上げたのが、この三つの変曲なのだ。


 夕方になって外出し、ウイングス京都/中京青少年活動センターで用件を片付け、夕飯用の買い物をすませ、京都芸術センターで用件を片付けて帰宅した。


 帰宅後、『山本直純フォエヴァー』から、古今亭志ん朝の語り(佐藤信夫の落語台本)によるプロコフィエフの交響的物語『ピーターと狼』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『藝人春秋2 上』を読み進めたりする。
 『山本直純フォエヴァー』のとどめは、古今亭志ん朝が語りを務めた『ピーターと狼』。
 軽妙洒脱闊達な志ん朝の藝を大いに愉しんだ。
 ああ、面白かった!!!


 途中夕飯を挟み、NHK・FMでトーマス・ヘンゲルブロック指揮NHK交響楽団の第1901回定期公演の実況中継(NHKホール)を聴く。
 管弦楽曲第4番、シェーンベルク編曲による前奏曲とフーガ「聖アン」、バルタザール・ノイマン合唱団の合唱によるマニフィカト(クリスマス版)と、ヨハン・セバスティアン・バッハの作品が演奏されていた。


 夕飯後、大友直人指揮日本フィルが演奏したニーノ・ロータの交響曲第1番〜第3番<キング>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『幻の切符』の加筆作業を進めたり、『藝人春秋2 上』を読み進めたりする。


 今日は、甘いものは食さず。
 その代わり、トップバリューのピーナッツ入り柿の種を食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:34| Comment(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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