2018年08月04日

仲良きことはおかかなしきことなり 煤ズ「大バラエティ企画」

☆煤ズ「大バラエティ企画」

 出演:横山清正、丸山交通公園ワンマンショー、鯖ゼリー、玉木青
(2018年8月4日10時スタート/松田の家)


 気持ちのいいチョップの横山清正を座長に、丸山交通公園ワンマンショーの丸山交通公園、飄々舎の鯖ゼリーと玉木青の四人が集まって、なんと10時間にも及ぶイベント・煤ズ「大バラエティ企画」を開催するというので、壬生の「松田の家」まで足を運んだ。
 ちなみに、「松田の家」は演劇関係者でもある壬生近辺の松田裕一郎さんの自宅で、1階にイベント会場兼稽古場対応のスペースが設けられている(30人弱は集客可能だ)。

 10時前より玉木君が登場。
 今回の企画のコンセプトを知らせるような動画をそれとなくPCで流す親切さはいつもの通りだ。

 で、イベントスタート。
 動画と同様、会場が会場だけにここは玉木君の部屋、夏休みに友だちが遊びに来るという設定で、横山君、鯖君、丸山君の順番でばらばらと中に入ってくる。
 10時〜はずばり「集合」。
 みんなが集まって、企画の趣旨をざくっと紹介しながらくっちゃべったり、動いたりという展開。
 様子見もあってか序盤は低速、が、そこは今は懐かし「 」会や飄々舎で馴染んだ四人だけに、徐々にアンサンブルが決まり出す。
 開場直前に迷ってしまった座長横山君の本領が、時計など見ずに「1分間」を当てるというゲームで発揮されていた。

 小休止を挟んで、11時〜は「クイズ@」。
 玉木君が質問して、残りの三人が回答するというスタイルである。
 まずは、相対性クイズ。
 誰でもすぐに答えられるクイズ(例えば、今は何月か? とか、今の総理大臣の苗字は? とか)を普通に回答してもらい、同じ答えの中で誰が一番正解なのかをアピールするというバーバルセンス(屁理屈センス)が問われるもの。
 「ユーモアを面白さで判断するのは違う」といった名言を繰り出すなど、横山君がハッスル。
 負けじと丸山君、鯖君も丁々発止のやり取りを繰り広げる。
 続いては、英語クイズ。
 英語で質問し、英語で答えるというパターンのクイズで、四人の悶えっぷりが見物だった。

 12時〜はお昼休憩。
 いったん帰宅し、13〜の「飄々」はパスする。

 14時〜は「即興劇」。
 お客さんから、舞台は公園という設定だけいただいて、泣かせる内容、物語を紡ぐをコンセプトに即興劇を四人が始める。
 が、そこは笑いが一番の面々のこと、劇が始まらぬうちから笑い声が漏れ聞こえる。
 結局、あちゃらか臭ふんぷんの物語に仕上がった。
 ラストは横山君の大芝居!
 後半は、謝罪会見がネタに。
 鯖君演じる某医科大関係者や、生産性をすぐ口にする横山君演じる某政党の代議士が、謝罪なんて屁の河童、傲岸不遜に自説を強調する時節にそった内容となる。

 15時〜は「大喜利」。
 ここではなんと言っても、就職のために東京に移った気持ちのいいチョップの相棒、小川晶弘君が電話出演したのがクライマックス。
 横山君、丸山君、鯖君がlineで送って来た「東京に行って嫌な風に変わった人間の電話の第一声」というお題の答えを小川君が読み演じる形で、小川君の熱演ぶりが光った。

 16時〜の「昼寝」は諸般の事情でパス。

 17時〜の「クイズA」は、途中から。
 本気で答えるクイズということで、丸山君が声を張る張る。

 18時〜は「アフレコ」。
 プロジェクターを設置してアニメなどの動画に声を好き勝手にあてていこうという趣向だ。
 が、開始から8時間。
 出演者陣もだれ始め、名作アニメのラストやタモリの弔辞、上岡龍太郎の弔辞、千鳥の爆笑漫才をただ観てしまうという大脱線に終わる。

 19時〜は「リーディング」。
 過去に四人が書いた劇作品(含むラジオドラマのテキスト)のうち、これぞと思う作品を他の三人が演じてみせるというもの。
 ここでは、やはり横山君がかつて書き下ろした作品が強く印象に残る。
(学生演劇祭で観たんだよ、横山君の作品。段ボールが家かなんかになってるやつじゃなかったかな)
 恥ずかしさ極まった横山君の身もだえぶりがおかしい。
 ほかに、丸山交通公園ワンマンショーは当然のことながら丸山君あってのものだと再認識した。

 20時〜は「打ち上げ」。
 と言っても、お客さん含めてお酒やドリンク、お寿司やお菓子が振る舞われる本当の打ち上げには非ず。
 打ち上げをやっているという体での振り返りの時間だったが、ここでもまた横山君が芯をとり、お母さんの話で盛り上げた。

 いやあ、随所随所で大いに笑った。
 でも、こうして書き並べてみると、今回の煤ズ「大バラエティ企画」が横山清正という、どちらかと言えば通常は脇に回されがちな人物を真正面に押し出したそれこそ「座長芝居」ならぬ「座長バラエティ企画」であるとともに、(電話出演した小川君やサポートメンバーの葛川友理も加わった)適度な距離を保った友情の証明であったこともよくわかるのではないか。
 そして、最後の最後、今後の企画についての「30年後にやれたら」、「いや、それよりももう少し早く」といった言葉を耳にするに、まだ8月始めだというのに夏休みが終わってしまったような切なさと、大量に買い込んだ花火セットを全部燃やし尽くしてしまったような儚さを感じてしまったことも事実だ。
 仲良きことはおかかなしきことなり。

 いずれにしても、出演者の皆さん、10時間お疲れ様でした。
 ああ、面白かった!!!
posted by figarok492na at 23:15| Comment(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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