2018年03月13日

第21回座錦湯

☆第21回座錦湯

 出演:月亭方気さん、桂三幸さん、月亭八斗さん
(2018年3月12日20時開演/錦湯)


 3月も半ば近くとなって日中はだんだん気温が上昇するも、まだまだ夜は肌寒い京この頃だが、錦湯さんには常連さんに東京からお越しのご新規さんと、なかなかのお客さんが集まった。
 21回目となる座錦湯は、支配人の月亭方気さんに前支配人の桂三幸さん、おなじみの月亭八斗さんの出演。
 定刻20時頃、お三人が登場し、こちらもパスしてしまった前回の座錦湯のことなどあれこれと語って盛り上げる。

 で、頃合いのよいところで八斗さんが高座へ。
 まずは、だいぶん先の話になるがと断ってから、8月10日の夜に天満天神繁昌亭で自分が主催の会を開くと告知をし、その進捗状況を語って聴かせる。
 これは何やら興味深い会になりそうだ。
 続いて、今日は三つネタを用意してきたのでお客さんにお決めいただければと、アンケートを実施する。
 あえて題名は出さず、馬、財布、釣り(これは、冒頭のトークで『野ざらし』ばっかりやっているという突っ込みがあったことを受けてのもの)というキーワードだけを口にした結果、財布が圧倒的支持を得た。
 ということで、本題は『紙入れ』。
 亭主が留守だからとの女房の誘いに乗った亭主の弟分の男だったが、どうしたことか帰って来ないはずの亭主が帰って来た。
 這う這うの体で逃げ出したまではよかったものの、うっかりして紙入れを忘れてしまった。
 紙入れの中には女房からの付文が入っている、これは一体どうしたものか。
 といった具合のおなじみ古典で、八斗さんは流れよく丹念に噺を運んで行った。
 中でも、女房のここぞというところでの表情の変化が印象に残る。

 続いて、方気さんが登場する。
 4月1日から石川県の住みます芸人となる方気さんだけれど、支配人としての出演は残すところ今回を入れてあと3回。
 珍しいネタを演じるシリーズとしてかつてすべりにすべった『軒付け』をかけようかと思っていたが、どうにもいーっとといらつくことがあったりもして、急遽ネタを変更することにした。
 はじめにそのいーっといらつくことをマクラで語ってきかせる。
 最初の小怒りが続く大きな怒りの伏線となって、これはどうなるやばいぞやばいぞと思わせておいて、緊張と緩和、ああよかった!とほっとして大笑い。
 さて本題は、いーっといらついていてはいけませんよいうことで、『天災』。
 実の母親を蹴り倒すような喧嘩大好きなDV男。
 それではいかんと紹介されたのは心学の先生で…。
 といった具合のこれまたおなじみの古典だ。
 前半の先生による男への説諭というフリが、最後の男の頓珍漢な言葉の連続に巧く結びついていてやっぱりおかしい。
 しばらく方気さんの落語が聴けなくなるのは、さみしいかぎりだ。

 トリは、じゃんけんで一番先に負けた三幸さん。
 つまるところ、今夜はじゃんけんに勝ったものの順で高座に上がったのであった。
 いつもの如く軽快なマクラで笑わせたのちは、以前錦湯さんでも演じた新作落語を演じる。
 師匠から破門されて居酒屋で働く元落語家の男だったが、今も落語への想いは立ち切れていないようで…。
 男と居酒屋の店主のやり取りによる前半は、落語家あるあるの連発。
 笑わせつつ、これでええんかいという三幸さんの心の声も聞こえてくるような内容となっている。
 一転、後半は男の想いが叶おうか…、といった、さあ、ここからというところでアクシデントが発生。
 三幸さんはそれを笑いに変えて、高座を切り上げた。
 そうそう、高座へ上がる移動中の三幸さんからキットカットの小豆味をお客のおっさん三人組のうちの一人としていただいたんだ。
 美味しく食べました。
 ごちそうさま!!

 最後は、大喜利を決行。
 前半は方気さんが仕切り、後半は八斗さんが仕切りで、三幸さんやお客さんの地主君と共にお題に挑んだ。
 それぞれコンスタントに解答を重ねたが、後半仕切りの八斗さんの仕掛けぶり、細かいあれこれがツボにはまってついつい笑ってしまった。

 と、今夜も盛りだくさんの座錦湯でした。
 ああ、面白かった!!

 ちなみに来週は、月亭方気さんと月亭秀都さんに加え、夕暮れ社 弱男ユニットの面々が出演の予定です。
 皆さん、ぜひぜひ錦湯さんへ!!
posted by figarok492na at 00:37| Comment(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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