2018年02月27日

第19回座錦湯

☆第19回座錦湯

 出演:桂三幸さん、笑福亭べ瓶さん、荻野晋吾(くるくるコミック)
(2018年2月26日20時開演/錦湯)


 ようやく気温は上昇してきたものの、何やら朝から喉の調子が悪い。
 おやおやくしゃみも連発しているぞ。
 遂に花粉の季節の到来か、とうんざりしてしまう京この頃だが、そんなときには笑いが一番。
 と、いうことで今夜も錦湯には常連さんやリピーターさんが集まってなかなかの入りだった。
 19回目となる座錦湯は、支配人の月亭方気さんがお休みのため、前支配人の桂三幸さんが差配を務め、錦湯さんは初めてとなる笑福亭べ瓶さんと荻野晋吾さんを迎えた。

 定刻、20時を過ぎた頃、三幸さんの呼び込みでべ瓶さんと荻野さんが登場し、近況報告を兼ねたトークを繰り広げる。
 いつもの如くかろみの効いた三幸さんに対し、錦湯さんでの会の様子を窺いつつ荻野さんやべ瓶さんがぱんぱんぽんぽんとジャブを打って盛り上げる。
(ちなみに、以下の出番はじゃんけんで決めて、勝ったもの順)

 で、頃合いのよいところで、荻野さんのネタがスタートする。
 荻野さんは、おぎの信号の芸名で亡くなった田口れんじさんとWコミックを組んでいたが(荻野さんが田口さんの最後の相方)、現在は本名の荻野晋吾で昔の相方であるよね皮ホホ骨さんとくるくるコミックを結成している。
 今回は荻野さん一人なので漫談(トーク)を披露していたのだけれど、肝というか、真骨頂は、相方のよね皮さんの師匠である村上ショージさんを彷彿とさせる、会場の空気に切り込んであえてだじゃれを連発する攻めの姿勢。
 予定調和であえて終わらせないところが嬉しかった。
 そして、冒頭のトークなどでの足の動きのきれのよさに、荻野さんのこれまでの積み重ねを見る想いもした。

 続いては、三幸さんが登場。
 べ瓶さんに、冒頭のトークで同期だけどちっとも口調が変っていない…と突っ込まれていたが、それもどこ吹く風。
 今夜も柳に風とばかり、冬季オリンピックを題材にした三幸マクラで笑いをとっていた。
 本題は、ネオはめ物が「物を言う」『空みなよin東京』。
 彼氏がうなぎ屋になると大阪を飛び出した、と彼女に泣きつかれた男のもとに友人であるその彼氏から留守番電話がかかってくる…。
 といった展開のハイブリッドな新作落語で、留守番電話のネタの積み重ねがやはりおかしい。
 と、ともに合間に挟まれる時宜にぴったりのくすぐりもおかしかった。

 トリは、べ瓶さんだ。
 笑福亭鶴瓶さんのお弟子さんで、今は東京と関西を股にかけて活躍している。
 まずは住まいのある東京と関西の違いをマクラで語って笑いを生む。
 それから、落語ファンを誉めつつその特性を突き、『君の名は』を観た話に繋げてさらに笑いを大きくしていった。
 本題は、『地蔵の散髪』。
 道の真ん中で男が何かやっている。
 親しくしている男が声をかけると、なんとこの男、往来で尻の毛を抜いているところだった。
 と、言うのも実は…。
 という風に進んで行く、べ瓶さんが掘り出した今はかける人のいない噺だそう。
 表現のふり幅の激しさにまず惹きつけられるが、そこに落語家としての、芸人としての、よい意味での狂気を感じる。
 一方、尻の毛を抜かねばならぬ男がぼつりと呟くかみさんへの言葉に、おかかなしさというか、話の拡がりを感じもした。
 いやあ、べ瓶さんの高座、愉しかった。

 最後は、今回も大喜利を決行。
 大喜利猛者のゴハさんの仕切りで、三幸さん、べ瓶さん、荻野さんに無農薬亭農薬君が加わって舌戦を繰り広げたが、途中客席から「正解」の解答が飛び出すなど、錦湯さんの会ならではの展開となった。

 と、今夜も盛りだくさんの座錦湯でした。
 ああ、面白かった!!

 毎週月曜20時は、皆さんも錦湯さんにぜひ!!
posted by figarok492na at 00:57| Comment(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。