☆丸山交通公園ワンマンショー新作ネタおろし公演19
出演:丸山交通公園
ゲスト:横山清正
(2018年2月25日19時半開演/K’s office-京都二条の館-)
二週続けての丸山交通公園ワンマンショーは、新作ネタおろし公演の19回目。
ゲストはもうおなじみ、丸山君の盟友であるじゃがたらじゃがまさこと横山清正だ。
定刻19時半に二人が舞台へ。
近況報告などを掛け合いで語って笑わせる。
で、まずは丸山君のネタ『金の亡者』から。
最近の話題、とくれば当然冬季オリンピック。
冬季オリンピックってなんじゃいと、丸山君はぐいぐいそのおかしさ、不可思議さに突っ込んでいく。
すると、途中で方向が変わる。
このなんでもかでもオリンピック、みんなではしゃごうオリンピックというのりは、高校時代の文化祭のクラスの面々に通じるのではないか…。
と、ここから怒濤の如く、丸山君の記憶が発火して大きな笑いを生んだ。
なお、オチは落語の如く題名によるもの。
続いては、丸山君が書き下ろした本による横山君の一人芝居。
紙に書いた言葉を売り付ける、自称路上詩人のお話。
だが、この路上詩人、いらっしゃいいらっしゃいという口上はまさしく啖呵売。
いわゆる『男はつらいよ』・寅さんの流儀である。
ところが、この男、やることがどうにもせこくって…。
横山君といえばもともと北海道出身で、それが江戸っ子口調を使っているものだから、まずもってそのギャップが笑える。
しかも、横山君は全身汗まみれの全力投球だ。
一見滑稽の極み、その実おかかなしい話であった。
三本目は、丸山君が再び登場し『ざっくり日本の歴史』を講じた。
丸山交通公園ワンマンショーでは初期の頃よくとられていた講義形式のネタで、4万年前に滅んだ日本という国ついて語るという体で話は始まる。
もちろんそこはワンマンショーのネタ、日本の歴史が漫然と紹介されるわけもなく。
筒井康隆の短篇小説を読んでいるかのような、落語の『源平盛衰記』を聴くかのような、あちゃこちゃらへと歴史が飛ぶ飛ぶ、嘘偽りが並べられる…。
そして、最後はワンマンショー自体、丸山交通公園自身へと語りは収斂されていく。
まさしく、丸山交通公園ワンマンショーらしいネタとなっていた。
最後は、再び横山君を交えてのトーク。
おかしく語ってショーを〆た。
ああ、面白かった!!
ちなみに、3月のワンマンショーは1回程度とのこと。
その分、練りに練ってパワーアップをはかるそうで、4月からの丸山交通公園ワンマンショーがますます愉しみだ。
2018年02月25日
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