2017年11月21日

第6回座錦湯

☆第6回座錦湯

 出演:月亭方気さん、桂ちきんさん、リスナップ、福神よしきさん
(2017年11月20日20時開演/錦湯)


 ぐぐぐぐぐっと気温が下がり、もはや冬なんじゃないかと思う寒さの京この頃だが、今夜も錦湯さんには常連さん、ご新規さんとなかなかのお客さんが集まった。
 6回目となる今回の座錦湯は、支配人の月亭方気さんに桂ちきんさん、福神よしきさん、そしてリスナップのお二人と、ある意味錦湯さんだからこその番組となっていた。

 定刻20時を過ぎたあたりで、ちきんさんと福神さんが登場。
 ちきんさんは桂きん枝さんのお弟子さんで、言わずと知れた(?)映画狂。
 一方、讃岐のヒッチコックの異名をとる福神さんはぴん芸人。
 すでに何度か錦湯さんにも出演して、当意即妙のコンビネーションを発揮してきた。
 まずはそのコンビネーションを活かした掛け合いから。
 まんざいはまんざいでも、良い意味でのいなたさ、大どかさをためた三河萬歳風の掛け合いがどうにもおかしい。
 そして、本藝は福神さんの南京玉すだれである。
 実は福神さんは一度ここで南京玉すだれに挑戦したものの、二つ目の業にかかったところで玉すだれの紐がとれて悲惨な事態に陥った。
 つまりは、今夜はそのリベンジということだ。
 ところどころスリリングな場面はありつつも、ちきんさんの突っ込みを兼ねたおしゃべりの助けもあって、福神さんは無事全ての業を為し切った。
 いやあ、笑ったなあ。
 この二人ならば、異色の太神楽としていけるかも?

 続いて登場したのは、リスナップのお二人。
 客席から向かって左側が藤本康志さん、右側が土井隆さんの漫才コンビで、支配人の方気さんとは関西大学の落研の同期にあたる。
(というか、もともと方気さんはリスナップのメンバーだった)
 千葉県出身の藤本さんは、すでに錦湯さんへも出演ずみ。
 銭湯熟女の湯気さんとのトークの相手をしたのもこの藤本さんで、はじまってすぐにそのことネタにして笑いをとっていた。
 今回が錦湯初出演となる土井さんは滋賀県の出身で、劇団そとばこまちの一員として演劇活動も積極的に行っている(というのは、終了後にお話してわかったこと。あとで調べたら、メイシアターではTHE ROB CARLTONの村角ダイチさんや満福満君とも共演されていた)。
 で、いわゆるコント風ではないしゃべくり中心のネタを披露した。
 持ち時間がけっこう長かったこともあって、いくつかのネタを重ねていくスタイルがとられていたが、そのチョイスというか繋ぎのあたりにも二人の関係性がよく窺えたように思う。
 それまでのいじりの積み重ねが伏線にもなっていて、最後の結婚式のエピソードが中でもおかしかった。

 トリの方気さんは、嬉しい報告から切り出す。
 まさに喜ばしいお話だ。
 そして、本題は『初天神』。
 すでに錦湯さんでも演じたおなじみの古典だけれど、今夜の方気さんはさらにじっくりたっぷり演じてみせた。
 ここぞというところでデフォルメをかけるのは方気さんの特徴なのだが、今回はさらに磨きがかかるというか、粘りをきかせるというか、その仕掛けっぷりが面白い。
 特に、父親が飴玉を選ぶところやみたらし団子の蜜をねぶるあたりの攻め具合には笑ってしまう。
 それとともに、ここのところの高座同様、全体には落ち着きというか重心が下がった感じがしたことも事実である。
 これからの方気さんの落語がますます愉しみで仕方ない。

 さらに、今夜は大喜利を決行。
 方気さん仕切りの下、出演者5人がお題に答えるという形式で、ちきんさん=福神さん、リスナップのお二人というコンビネーションがまずあって、それが微妙に混じり合うスタイルとなっていた。
 乱れつつ、統一のとれた大喜利で、ここでも大いに笑った。

 と、今夜も盛りだくさんの座錦湯でした。
 ちなみに、諸般の事情で来週は20時半からの開演です。
 ご都合よろしい方は、一度ぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 00:39| Comment(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。