どんよりとしたお天気。
雨も降り、梅雨らしくなる。
気温は少し下がったが、じめじめとしてあまり快ならず。
季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
気圧と湿度のWパンチ。
そして、両耳の不調が続く。
19時からのNHKのラジオニュースを聴くも、安倍首相自身の関与が疑われている加計学園問題については触れず。
国会も終わり、何事もなかったことにしてしまいたいのか。
いくらなんでもひど過ぎる。
ひど過ぎるのは、もちろん安倍内閣一党そのものだ。
特に、安倍首相、菅官房長官、萩生田官房副長官は知らぬ存ぜぬで押し通す気である。
記者会見がいかに茶番だったかがわかる。
どれだけこけにされれば気がつくのか。
もちろん、どうして今、このような状況となっているのかについても考えておかなければなるまいが。
傀儡は安倍一党ばかりではない。
目くらましの八百長猿芝居には絶対に騙されまい。
昨夜、ファジル・サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第第12番、第2番、第15番<WARNER 以下略>、YouTubeにアップされたフランソワ・ルルー指揮hr交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第25番&プロコフィエフの古典交響曲(2017年5月22日、フランクフルト・hrセンデザール)、トン・コープマン指揮ガリシア交響楽団が演奏したモーツァルトのセレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」&ハイドンの交響曲第96番「奇蹟」(2016年1月22日、パラシオ・デ・ラ・オペラ・デ・ア・コルーニャ)を聴いたりしながら作業を進めたのち、3時10分過ぎに寝床に就く。
世界的なオーボエ奏者でもあるルルーが指揮したモーツァルトとプロコフィエフは、粗さと前のめり感はありつつも、歯切れがよくて威勢のよい演奏で、聴き心地がいい。
一方、コープマンのほうはピリオド・スタイルをしっかりとこなして間然とするところがなく、こちらも聴き心地がいい。
許光俊の『クラシックの秘宝』<青弓社>を読了する。
HMVのウェブサイトに発表した文章などをまとめた一冊。
ああ、面白かった!
続けて、西村賢太の『一私小説書きの日乗 不屈の章』<角川書店>を読み始める。
9時半に起きる。
午前中、サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第18番、第6番、第8番、YouTubeにアップされたアンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮hr交響楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第2番(2016年4月15日、フランクフルト・アルテ・オーパー)を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『馬猿譚』を書き進めたり、『一私小説書きの日乗 不屈の章』を読み進めたりする。
午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも水曜日』を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『一私小説書きの日乗 不屈の章』を読み進めたりする。
図書館で借りた、山田洋次監督の『馬鹿が戦車でやって来る』(1964年、松竹大船)のDVDを観る。
耳の遠い母親と機智に害のある弟を抱えたサブは、貧乏から来る粗雑さも手伝ってか、村の連中から事あるごとに馬鹿にされている。
そんなサブにとって、救いは子供の頃から慣れ親しんでいた村の地主の娘ただ一人。
その娘から快気祝いの席に呼ばれて緊張の面持ちのサブだったが…。
作曲家で音楽を担当している團伊玖磨(ホルンの使い方など、彼の交響曲を想起させる音楽を聴かせる)の原案を山田監督自身が脚本化したもので、基本はどたばた劇ながら多分にリリカルさもためた、大人のための童話とでも呼ぶべき作品に仕上がっている。
サブを演じるハナ肇の演技ともども、のちの作品に比べると粗さは否めないものの、『無法松の一生』ばりの「忍ぶ恋」といったモティーフに、笑いにまぶして差別の問題や敗戦後約20年経った日本という国の状況を示唆している辺りは、やはり山田洋次らしいとも思う。
花澤徳衛、菅井一郎、田武謙三、小沢昭一、穂積隆信、天草四郎、常田富士夫、小桜京子といった「やってる」感の強い役者が揃っている分、犬塚弘(台詞のないサブの弟役を好演)、渡辺篤、飯田蝶子らの演技がかえって強く印象に残った。
そして、若き日の岩下志麻の美しいこと。
ああ、面白かった!
夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、アントニオ・パッパーノ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートのライヴ録音(2017年1月8日、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)を聴く。
リャードフの交響詩『魔の湖』、リサ・バティアシュヴィリを独奏に迎えたチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」が演奏されていた。
続けて、サイが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第13番、第3番、第17番、YouTubeにアップされたリチャード・エガー指揮ガリシア交響楽団が演奏したハイドンの交響曲第101番「時計」(2013年5月9日、パラシオ・デ・ラ・オペラ・デ・ア・コルーニャ)、八代目三笑亭可楽が演じた『睨み返し』を聴く。
エガーのハイドンは、この楽団への、と言うよりも、現在のヨーロッパのオケへのピリオド・スタイルの浸透度合いがよくわかる演奏だ。
第2楽章の楽句の処理の仕方が面白い。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『馬猿譚』を書き進めたり、『一私小説書きの日乗 不屈の章』を読み進めたりする。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2017年06月21日
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