☆丸山交通公園ワンマンショー 第8回定期公演
出演:丸山交通公園
(2017年6月9日19時半開演/K’s office-京都二条の館-)
約2週間にわたる第24次笑の内閣『春のツレウヨまつり』を無事終えて、今は努力クラブのコント公演『小騒動』を間近に控えている丸山交通公園がワンマンショーの定期公演を決行した。
今回は、『初夏のツレウヨあとのまつり』の大ネタ一本勝負。
笑の内閣の高間響上皇を筆頭に、ツレウヨの出演者が居並ぶという結構シュートな客席だったが、そこは丸山君、果敢に攻めていたのではないか。
いつもの近況報告は阪神高速の豚脱走について軽く触れた程度。
むろん、そこに丸山君らしい視線は十分窺えたが。
で、早速ツレウヨのネタに入る。
まずは、本番までの経緯などからネタは始まる。
例の降板騒動やらクラウド・ファンディングに関して丸山君なりの観方・考え方を示したあたりに、ついつい笑ってしまう。
それから、舞台は全ての公演が終わったあとの打ち上げの席へと移る。
打ち上げに参加したある人を相手に丸山君が切々と語っていくという設定で、その飲みっぷり酔いっぷりに、彼の落語好き具合がよくわかる。
炊き出しの話をはじめ、小劇場(の演者陣)への鋭い指摘などここでもついつい笑ってしまったのだけれど、やはり話の肝は後半。
演劇を続けられなくなって、実家に帰り…。
といった展開に、演劇と小説の違いがあるとはいえ、ぐっと身につまされる。
中でも終盤には、ヒッチコックの『鳥』と小津安二郎の『小早川家の秋』を想起させられた。
いずれにしても、丸山君らしさがよく出た長講一席だった。
ああ、面白かった!!
そして、来週の月曜火曜に開催される努力クラブの公演へ皆さんもぜひ!!
2017年06月09日
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