2017年04月25日

錦湯劇場 新生第4回(通算第29回)

☆錦湯劇場 新生第4回(通算第29回)

 出演:桂三幸さん、笑福亭笑利さん他
 大喜利出演:貯蓄アンドザシティさん、こみやさん、丸山交通公園君
(2017年4月24日20時開演/錦湯)


 4月も下旬となってようやく春らしくなってきた京この頃。
 今夜も常連さん、リピーターさん、ご新規さんと錦湯さんには大勢のお客さんが集まって重畳重畳。
 桂三幸さんが新支配人となって今回で4回目となる錦湯劇場だが、心なしか落語愛好家と思しき方々が顔を揃えてきたようにも思う。

 定刻20時頃、三幸さんと笑福亭笑利さんが登場。
 久方ぶりとなる笑利さんだけれど、いつもの如きスタンスを貫く三幸さんとのやり取りで盛り上げる。

 で、短くトークを切り上げて、笑利さんが高座へ。
 前支配人の月亭太遊さんについてなどマクラで語ってから、独演会の「独利−HITORI−」でネタ下ろしした新作を演じた(あっ、題名を訊き忘れた!)。
 夏休み、祖父母のもとへ遊びに来たソウスケ少年と河童のガタローの交流を主題にした新作で、笑いはもちろんのこと、笑利さんの想いもしっかりと伝わってくる内容となっている。
 終盤、幕内がらみのアクシデントもあったが、そこは笑利さん。
 きちんと大きな笑いに変化させた。

 続いては、落語愛好家の方ならばこれぞ落語の神様のご加護とばかり、住吉大社の若宮八幡宮に石清水八幡宮、ばかりかその元社である山崎の離宮八幡宮にまでお参りにいくかもしれぬというような時間が設けられる。
 って、これは大げさか。
 まあ、錦湯での会によくお越しの方ならば、あっ今回そうなんだとにんまりする感じの時間ではある。
 いずれにしても、落語を「たっぷり愛して」いる方はもちろんのこと、「すこ〜し愛して」いる方でも存分にお愉しみいただけたことと思う。

 トリは、三幸さんの『池田の牛ほめ』。
 あほな男が池田まで普請と牛を誉めに行くが…。
 というおなじみの古典だけれど、三幸さんはマクラできちんと断ってから阪急池田行きの通勤特急ばりのスピードで噺を進めつつ、要所急所でメリハリをつけて大きな笑いを生んでいた。
 新支配人としての風格も出てきたのでは。

 最後は、大喜利を決行。
 三幸さん仕切りの下、笑利さんや大喜利連がお題に挑むというもので、予想の如く笑利さんがきもおかしいイラストを駆使した解答で機智guyぶりを十二分に発揮し、ついつい笑ってしまう。
 一方、大喜利連も善戦。
 教科書通りと三幸さんにお誉めの言葉をいただいた貯蓄さんはじめ、ワンマンショー男丸山君、常連のこみやさんとコンスタントに答えを重ねていた。

 と、今夜も盛りだくさんの錦湯劇場でした。
 落語をとてもたっぷり愛している方も、すこ〜し愛している方も、落語ってなんや!?と思っている方も、月曜20時は錦湯さんにぜひ!
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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