2017年03月31日

丸山交通公園ワンマンショー 第4回定期公演

☆丸山交通公園ワンマンショー 第4回定期公演

 出演:丸山交通公園
(2017年3月31日19時半開演/K’s office-京都二条の館-)


 ぜん息の発作という危機的状況で横山清正君が援助に入った前回とは一転、丸山交通公園ワンマンショーの第4回定期公演(このカウントは当方独自のもので、オフィシャルなものではありません)は新ネタ三題が披露された。

 で、今回はネタが詰まっているということで、恒例の近況報告はパスし、早速『地下アイドル探訪の発端』が始まる。
 ひょんなことから地下アイドルのショーに接する機会を得た丸山君だったが、地下アイドル自身よりも、奇矯な行動に走る彼女らのファンのほうにどうしても目が行ってしまった。
 その一種異様な雰囲気を面白おかしく説明したのち、それではアイドルの側はどう思い、ファンの側はどう思っているのか、これから詳しく迫っていきたいと丸山君は今後の方向性について語った。
 清水富美加ネタ同様の丸山君の取材力に期待したい。

 続く二題目は、『街場の妖怪論』。
 妖怪といっても、水木しげるや荒俣宏、京極夏彦のあれではない。
 笑福亭鶴瓶のいう、街でよく見かけるちょっとおかしくちょっと危ない人たちのことだ。
 まずは、周囲で見かけた「妖怪」のスケッチで丸山君は笑わせる。
 が、マクドで居合わせた中年の男性と高齢の母親のやり取りから徐々に話は陰りを帯びていく。
 てか、その男性と同世代な上にぶらりひょうたん的な生き方を送っている当方にとっては笑いつつも、身につまされることである。
 そして、動画で有名になった「性の喜びおじさん」(「性の喜びを知りやがって」と怒りの声を発する男性)のエピソードに至って、一気に話は死に近づく。

 そして、ラストの『くたばれ!エイプリールフール』は、自らを仮託したと思しき男性が主人公の寸劇。
 はじめはエイプリールフールをくさしたあるあるネタかと思っていると、逃げ場がなくなった男性が自殺願望を口にするなど、またもや死の気配が濃厚となって…。
 その笑うに笑えない、でも笑ってしまうところが、丸山君らしい。
 友達図鑑などの一連の作品をついつい思い出してしまった。
 ぜひともこれは、もっとじっくりと見たいネタだった。

 まさしくワンマンショーと名乗るに相応しい内容の三題で、次回も非常に愉しみだ。
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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