☆丸山交通公園ワンマンショー
出演:丸山交通公園
(2017年2月24日19時半開演/K’s office-京都二条の館-)
体調は今一つだったが、家から自転車ですぐという地の利もあって、JR二条駅近くのフリースペース、K’s office-京都二条の館-まで足を運び、丸山交通公園ワンマンショーを愉しんだ。
今夜もなかなかの集客で、まずは重畳重畳。
冒頭の近況報告は、終電を逃して入った吉野家での出来事でぐっと笑いを掴む。
で、前半の『ルサンチマン太郎』に入る。
どうやら、ここのところ丸山君は哲学をワンマンショーの題材にしようとしているようで、この『ルサンチマン太郎』はニーチェが主題。
ニーチェが唱えるところのルサンチマンとは何かということを噛み砕いて説明したのち、そんなルサンチマンの持ち主ルサンチマン太郎の日常を描いてみせる。
男のルサンチマンがふつふつと募っていき、一気に爆発する展開は丸山君の真骨頂で、大いに笑う。
中でも、声の音量の変化が巧妙だった。
小休止を挟んだ後半は、『清水富美加ちゃん』。
芸能界引退と幸福の科学への出家で世情を賑わしている清水富美加だが、丸山君はtwitterの騒ぎで初めて彼女のことを知った、どストライクの女の子だった、ところが出家をするという、なんでなん?という体で話を進めて行く。
ここでは、まず丸山君の取材っぷりに驚く。
これがあるのとないのとでは、ネタのリアリティが大きく変わってくるからだ。
もちろん、それだけではなく終盤の妄想ぶりにも丸山君らしさが発揮されているが。
いやあ、これまた笑わされた。
休憩を除けば、正味40分強。
こうやって客前でワンマンショーを重ねて行うことで(今月2回目)、上岡龍太郎ばりのおしゃべりが着実に練れてきていると感じた。
丸山君が語っていた制作のお手伝いをするワンマンショー(丸山交通公園)・ギャルズと共に、ネタのブレーンというべき人材も加われば鬼に金棒、一層充実したワンマンショーが出来あがっていくと思う。
(上岡龍太郎には、盤石なブレーン集団が控えていたはずだ。なかなか丸山君の面白さに匹敵する人材は見つけにくいかもしれないが、ぜひ一考願いたい)
いずれにしても、ああ、面白かった!!
2017年02月24日
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