2017年01月29日

京都文博噺の会Vo.4 桃月庵白酒独演会第二回

☆京都文博噺の会Vol.4 桃月庵白酒独演会第二回

 出演:桃月庵白酒さん、桃月庵ひしもちさん
(2017年1月29日14時開演/京都文化博物館6階和室)


 クラシック音楽から落語と幅広く手掛けているotonowaが昨年より仕掛けた落語会、京都文博噺の会だが、4回目のVol.4は初回以来となる桃月庵白酒さんが登場した。
(なお、白酒さんが冒頭マクラで触れていたが、初回と異なり文化財の上での口演は取りやめとなっていて、前回楽屋だった部屋に高座が組まれていた。演じ手お客さん双方にとって今回の高座のほうが断然やり易く見易いのでは)
 前座のひしもちさんによる『子ほめ』(昭和の顔付きをしたフラのあるお弟子さんで、丁寧に演じて後半笑いをとっていた)のあと、『粗忽長屋』、『笠碁』、仲入りを挟んで『明烏』と白酒さんは三席を演じたが、毒の効いたマクラに、それぞれ趣向が異なりつつもくすぐりが豊富で笑いどころの多い高座で、約2時間存分に愉しむことができた。
 正直、落語に限らず演劇その他にしてもそうだが、文化庁の京都移転を睨んだかのような総体としての「東京」側の攻勢に関してはいろいろと考えることは多いのだが、こうして大好きな白酒さんの芸に接することができるのはやはりありがたいかぎりである。
 ちなみに、『粗忽長屋』と『明烏』については、角川書店から刊行された『桃月庵白酒と落語十三夜』で白酒さん自身が杉江松恋さん相手にあれこれと語っているので、ご興味ご関心がおありの方はご一読のほど。
 ああ、面白かった!!
posted by figarok492na at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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