晴天。
どんよりとした感じはありつつも、青空の見えた一日。
気温はぐっと下がり、寒さがとても厳しい。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
特に、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスにはお気をつけのほど。
フランス出身の指揮者、ジョルジュ・プレートルが亡くなった。92歳。
フランス北部のヴァジェに生まれ、幼少期から音楽を学び、11歳でパリ音楽院に進んだ。
はじめトランペットを学んでいたが、その後指揮に転向し、1946年にマルセイユ歌劇場でのラロの『イスの王様』でデビューした。
オペラを得意とし、中でもマリア・カラスに気に入られたことで有名となる。
以降、オペラ・コンサートの両面で活動を続け、最晩年にはウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに登場するなど、再び脚光を浴びた。
そのウィーン・フィルやウィーン国立歌劇場のほか、ウィーン交響楽団の首席客演指揮者を務めるなど、ウィーンでも人気のあった指揮者だった。
残念ながら実演に接することはできなかったが、その録音に接するかぎり、フランス物にせよ独墺物にせよ、音楽の旨味と劇性をよく捉えることに長けた音楽家だったように思う。
少なからぬ録音を遺したが、やはりカラスとのビゼーの『カルメン』、プッチーニの『トスカ』が強く印象に残る。
(実は、初めて購入したオペラのCDがカラス&プレートルの『カルメン』で、今手元にある一番古いCDも30年以上前のこれだ)
深く、深く、深く、深く黙祷。
自民党の仕事始めで、安倍首相(総裁)が、憲法の問題や衆議院の解散について好き勝手なことを口にしたらしい。
目先鼻先口先舌先の徒にはうんざりである。
目くらましの八百長猿芝居には本当に気をつけておかなければ。
絶対に騙されまい。
昨夜、ダニエル・ハーディング指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏したベートーヴェンの序曲集<Virgin>、OBCで銀シャリのオールナイトニッポンを聴いたりしながら作業を進め、3時頃寝床に就く。
9時に起きる。
午前中、山田一雄指揮大阪センチュリー交響楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」他<ライヴノーツ>、山田一雄指揮新日本フィルが演奏したモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」他<フォンテック>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
午後、ABCラジオの『桑原征平粋も甘いも木曜日』や、グレン・グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第5番〜第7番<SONY/BMG>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『高森みずきの穏やかな一日』の作業を進めたりする。
奥泉光の『ビビビ・ビ・バップ』<講談社>を読了する。
ようやく読み終えた。
圧巻。
ああ、面白かった!
夕方になって外出し、仕事関係の用件を片付け、夕飯用の買い物をすませる。
帰宅後、グールドが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第10番、プレートル指揮パリ国立歌劇場管弦楽団他が演奏したビゼーの歌劇『カルメン』から第1幕〜第3幕の前奏曲と間奏曲、第4幕全部<EMI>を聴いたりしながら、『高森みずきの穏やかな一日』の作業を進めたりする。
『カルメン』は、もちろんプレートルの死を悼んでのチョイス。
カラスの歌唱やプレートルのエネルギッシュでドラマティックな音楽づくりもそうだけれど、ドン・ホセのニコライ・ゲッダも素晴らしい。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ベスト・オブ・クラシック』で、ヴィオラ・スペース2015・ガラコンサートのライヴ録音(2015年6月4日、東京・上野学園石橋メモリアルホール)を聴く。
続けて、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団が演奏したプロコフィエフの交響曲第5番、第6番&第7番<PHILIPS>を聴く。
夕飯後、『高森みずきの穏やかな一日』を完成させ、角田光代の『笹の舟で海をわたる』<毎日新聞社>を読み始める。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
馬鹿を支える者こそ一番の馬鹿だ。
一番の馬鹿にはなるまい。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2017年01月05日
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