☆毎週月曜 錦湯劇場 第12回
出演:月亭太遊さん、林家染八さん、月亭八織さん
大喜利出演:くりりん君
特別出演:湯毛さん
(2016年12月26日20時開演/錦湯)
あっという間に2016年も終わろうとする京この頃。
クリスマスも過ぎて気ぜわしさが増しているが、こういうときこそ笑ってほっこりするのが肝心。
というわけでもないだろうけれど、今年最後の「毎週月曜 錦湯劇場」にもご新規さんにリピーターさん、常連さんと結構なお客さんが集まった。
12回目となる今回は、支配人の月亭太遊さんに二回目となる林家染八さん、おなじみの月亭八織さんの三人が顔を揃えた。
で、スタートのトークでは、本日夜のスペシャルなテレビ番組についてや各々の近況報告で大いに盛り上がる。
さらに今夜は銭湯を盛り立てていこうという銭湯熟女・湯毛さん(まさしく銭湯のお客さんといったもこもこした服装に湯気で曇った眼鏡という、らしい雰囲気。声がちっちゃい! そして、艶っぽい写真集が1000円で発売されている!)が下足番を兼ねて登場し、さらに笑いを生んだ。
結局、30分以上トークを続けたところで、染八さんが高座へ。
様々な落語会で鍛えているなということがわかるマクラののちに、本題の『尻餅』に入る。
手元不如意の長屋住まいの夫婦、賃搗(ちんつき)屋を雇って餅を搗くこともできない。
他の長屋の住人の手前、餅を搗く音ぐらいさせたいと願う女房の言葉に亭主は応じるが…。
というおなじみの古典。
餅を搗く代わりに、女房の尻を叩くというちょっとエロティックな内容でもあるのだけれど、染八さんはそこをねっとりやるのではなく、亭主が賃搗屋の真似に「こだわる」あたりを丁寧に演じ重ねるなど、滑稽さに力点を置いていた。
まさしく年末に相応しい噺だった。
続いて、登場したのは八織さん。
今回は、せっかくの錦湯劇場ということで、月亭太遊さんのネオラクゴの中から『三生出ゆーな』を演じた。
男二人が足を運んだのは、地下アイドルよりもさらに稀少なアイドル、三生出ゆーなのライブだったが、この三生出ゆーなというのがその名の通りひと癖もふた癖もあるアイドルで…。
錦湯さんでは、すでに桂三河さん(お元気ですか?秋田は寒くないですか?)が演じた作品だけれど、やはり演じ手が変わると印象もがらっと変わってくる。
大のアイドル好きである三河さんが演じる場合は、お客さんの側の視点がよい具合に強く出ていたが、八織さんの場合は当然ゆーなのたがの外れ具合が肝になる。
コール・アンド・レスポンスでお客さんも巻き込んで、憎むに憎めないキュートで活き活きとしたアイドル像を生み出していた。
八織さんには、ぜひ今後もこのネタを演じ続けて欲しい。
トリの太遊さんは、ネオラクゴの旧作から『めしとパチンコ』を演じた。
パチンコ狂いの男、今日も今日とてお金をすった。
そんな男が見知らぬ男から声をかけられる。
パチンコへの依存状態から脱するためにある人に会わせたいと…。
前回演じた『山城ヨチムーランド』の続篇というか姉妹篇とでも呼ぶべき作品だが、設定の突拍子のなさ、隠されたメッセージ性、そして細かいくすぐりと大いに笑った。
最近、太遊さんはネオラクゴ4本立ての企画も積極的に行っているのだけれど、こうしてかつての作品に触れると、錦湯さんを中心にネタ下ろし(降臨)された一連のネオラクゴはやはり面白いし、太遊さんにとって大きな財産だと痛感した。
後半は、定番の大喜利。
作家の桜井さん考案のお題に、太遊さんの仕切りで染八さん、八織さん、さらにはくりりん君が答えていくというもので、前回登場時に続いて染八さんの積極的な姿勢(お題によっては、スタートのトークが伏線にもなっていた)が印象的。
八織さん、くりりん君もコンスタントにヒットを重ねたし、途中お客さんも手を上げて解答を披歴していた。
最後のトークには、再び湯毛さんも登場し愉しく〆た。
と、今夜も盛りだくさんの錦湯劇場でした。
次回は1月2日。
新年も錦湯劇場さんにぜひ!
ああ、面白かった!!
2016年12月27日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック