2016年11月29日

錦湯劇場 第8回

☆毎週月曜 錦湯劇場 第8回

 出演:月亭太遊さん、桂三実さん、月亭遊真さん、センサールマン
(2016年11月28日21時開演/錦湯)


 8回目となる「毎週月曜 錦湯劇場」は、音楽ライヴ『旅する音楽』(戸の外から聴き耳を立てていたが、アフリカの民俗楽器などによるパフォーマンスで、非常に興味深く刺激的な内容だった)が開催されていたため、21時という変則的なスタート。
 それでも、ライヴからのお客さんに常連さんも加わって盛況となっていた。

 21時を少し過ぎたあたり、ライヴの余韻を十分に残しつつ、出演者全員のトークが始まった。
 で、初めてのお客さんもいらっしゃるということを踏まえた上で、錦湯劇場のあらましなども語りつつ10分程度盛り上げる。

 まずは月亭遊真さんが高座へ。
 場の雰囲気も考慮してか、おなじみ古典の『時うどん』をかける。
 遊真さんの『時うどん』は確かこれが二回目になるはずだけれど、間合いの取り方に細かいくすぐりと、きっちり練れてきている感じがする。
 中でも、あほな男がいちびってうどん屋を騙しに行ったとき、前の日の相方の男の言動を繰り返ししているうちに感情が高ぶるあたり印象に残った。
 これからの遊真さんがますます愉しみだ。

 続いては、桂三実さん。
 マクラ代わりに、「名言」を利用したネタを一つ。
 独特の捻りというか、目の付けどころがいい。
 本題も、言葉が重要となってくる自作新作の『早口言葉が邪魔をする』。
 新車の到着を待ち続ける男だったが、行く先々で…。
 まさしくタイトルが全てを表した作品。
 三実さんの滑舌のよさが十二分に発揮されてもいて、面白い話に仕上がっていた。

 三番目は、センサールマンが登場して漫才を披歴する。
 今年のM1グランプリで準々決勝まで選ばれたセンサールマンの二人だが、はじめは日常の出来事を話題にしたフリートークから。
 で、ネタは、愛植男さん(お客さんから見て左側)がお父さんに扮して山崎仕事人さん(同右側)扮する子供に童話を読み聞かせるというおなじみ読み聞かせシリーズだけれど、昨夜は初めて接する『三匹の子豚』。
 植男さんの芸達者ぶりが今回も炸裂、狼の設定がまずもってユニークだし(見てのお愉しみ)、その後のある種ディストピアもつぼにはまって本当におかしかった。
 一方、仕事人さんも要所急所をしっかりと押さえた受けで、植男さんによく伍していた。
 やっぱりセンサールマンは面白いなあ。

 トリは、太遊さん。
 着物姿で高座に上がったが、あえて短い『CDショップ』(太遊さんのエッセンスがよく詰まっている上に、『旅する音楽』にも繋がるものがある)を演じるに留めた。
 これは、錦湯劇場での立ち位置を改めて示した高座だったのではないか。
 例えば、今夜開催予定の『ネオラクゴ・ソリチュード 日』(19時半〜 噺カフェ)など、ネオラクゴやらぷごは別の形でお客さんにしっかり観てもらい、ここでは仕切り、差配に徹するといった。
 いずれにしても、錦湯劇場に加えて、それ以外の場所での太遊さんにも、ぜひ接していただければ。

 で、最後は全員のトークで〆た。

 変則的な錦湯劇場もまたよきかな。
 さて来週は何が飛び出すか?
 初めての方も月曜20時はぜひ錦湯さんへ!
 ああ、面白かった!!


 そうそう、昨夜は放送作家でフリーライターのあの吉村智樹さんが取材で来場されていた。
 以前、ネオ落語・セントラルの頃に一度お客さんとしてお見かけしたことがあるが、1980年代から90年代にかけて関西で青春時代を送った人間としては、本当に嬉しい出来事だった。
posted by figarok492na at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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