☆妄想 2017年度ザ・シンフォニーホール・オーケストラコンサート(国内編)
続いては、国内のオーケストラのコンサート。
*大阪フィル ザ・・シンフォニーホール定期演奏会
第1回「ドビュッシーとラヴェル」
指揮:井上道義
ドビュッシー:小組曲
ドビュッシー:交響詩『海』
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ラヴェル:ボレロ
ザ・シンフォニーホールで再開される大阪フィルの定期演奏会、その第1回目は井上道義が指揮するフランス音楽名曲選。
まさしくドビュッシーとラヴェルのいいとこどり。
第2回「日本の夏 道義の夏」
指揮:井上道義
独奏:通崎睦美(木琴)
独唱:藍川由美(ソプラノ)
解説:片山杜秀
伊福部昭:管弦楽のための日本組曲
林光:木琴協奏曲「夏の雲走る」
武満徹:3つの映画音楽から葬送の音楽(『黒い雨』より)
古関裕而:長崎の鐘(管弦楽伴奏版)
別宮貞雄:交響曲第4番「夏 1945年」
ザ・シンフォニーホールでの大フィル定期第2回は「日本の夏 道義の夏」と題して、通崎睦美、藍川由美に片山杜秀を迎え、夏にちなんだ日本の作曲家の作品を特集する。
NHKの『クラシックの迷宮』でも知られる片山氏の解説も愉しみである。
第3回「湯浅卓雄のエルガー」
指揮:湯浅卓雄
独唱:藤居知佳子(メゾ・ソプラノ)
エルガー:行進曲『威風堂々』第1番
エルガー:海の絵
エルガー:交響曲第2番
湯浅卓雄が指揮する、これぞエルガーと呼ぶべきプログラム。
独唱の藤居知佳子も期待大だ。
*京都市交響楽団 大阪定期演奏会
第1回「最晩年のリヒャルト・シュトラウス」
指揮:広上淳一
独奏:小谷口直子(クラリネット)、中野陽一朗(ファゴット)
独唱:松井亜希(ソプラノ)
リヒャルト・シュトラウス:メタモルフォーゼン
リヒャルト・シュトラウス:クラリネットとファゴットのための2重協奏曲
リヒャルト・シュトラウス:最後の4つの歌
リヒャルト・シュトラウス:『ヨゼフ伝説』による交響的断章
進境著しい京都市交響楽団が満を持して臨む大阪定期演奏会の第1回は、リヒャルト・シュトラウスの最晩年の作品を集めた。
楽団員である小谷口直子と中野陽一朗のソロが聴きもの。
そして、松井亜希の美声がプログラムに彩りを添える。
第2回「古典派の変ロ長調の交響曲」
指揮・レクチャー:鈴木優人
ヨハン・クリスティアン・バッハ:交響曲作品番号9−1
モーツァルト:交響曲第33番
ベートーヴェン:交響曲第4番
京響大阪定期第2回目は、古楽器界の新進気鋭鈴木優人のレクチャーコンサート。
変ロ長調の交響曲3曲を通じて、古典派の音楽の変化を親しみ易く解説していく。
*日本のオーケストラ・シリーズ
第1回 神奈川フィル
指揮:川瀬賢太郎
ハイドン:交響曲第90番
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ブラームス:ピアノ4重奏曲第1番(シェーンベルク編曲)
関西以外の日本のプロ・オーケストラを迎える日本のオーケストラ・シリーズ。
栄えある第1回には、若手指揮者の代表格川瀬賢太郎が率いる神奈川フィルが登場し、ハイドン、ブラームス、シェーンベルク編曲によるブラームスと凝ったプログラムを聴かせる。
2016年11月26日
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