☆妄想 2017年度ザ・シンフォニーホール・オーケストラコンサート(海外編)
ザ・シンフォニーホールといえば、関西のみならず日本を代表するコンサートホール。
開館以来、数々の名演奏を届け続けてきた。
ただ近年は、通俗過ぎるというか、兵庫県立芸術文化センターと比較して正直物足りないプログラムが並んでいる。
もちろん、経済的事情等考えればそれもやむを得ないことなのだろう。
と、言うことで、妄想だけならただ。
当方がもし億万長者でザ・シンフォニーホールを買い取ったら、一体どんなオーケストラのコンサートを企画するか考えてみた。
採算度外視、集客度外視、実際のスケジュール無視、そんなプログラム(一部バランスとりあり)をご照覧あれ。
まずは、海外のオーケストラから。
*世界のオーケストラ・シリーズ
1:ムジカ・エテルナ Aプログラム
指揮:テオドール・クルレンツィス他
モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』抜粋
モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』抜粋
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』抜粋
2:ムジカ・エテルナ Bプログラム
指揮:テオドール・クルレンツィス
独奏:パトリシア・コパチンスカヤ
ムソルグスキー:歌劇『ホヴァンシチナ』から前奏曲「モスクワ河の夜明け」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
ギリシャ出身の鬼才テオドール・クルレンツィスと手兵ムジカ・エテルナは、彼彼女らが一躍脚光を浴びるきっかけとなったモーツァルトのダ・ポンテ三部作抜粋に、コパチンスカヤのチャイコフスキーと春の祭典というボリュームたっぷりのAB2プログラム。
いずれも、聴き逃せない。
3:カンマーアカデミー・ポツダム
指揮:アントネッロ・マナコルダ
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレート」
今年のラ・フォル・ジュルネびわ湖で清新な演奏を聴かせたドイツの室内オーケストラ、カンマーアカデミー・ポツダムは、シェフのマナコルダと共に再来日。
CDでもおなじみメンデルスゾーンとシューベルトの交響曲の中から、「イタリア」と「ザ・グレート」の2曲をチョイスした。
4:ガリシア交響楽団
指揮:ディーマ・スロボデニューク
独奏:パブロ・フェランデス(チェロ)
アリアーガ:歌劇『幸福な奴隷たち』序曲
アリアーガ:交響曲ニ短調
リヒャルト・シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』
youtubeの動画で優れた演奏を披歴しているのが、スペインのガリシア交響楽団。
今回は一捻りしたお国物で、本領発揮を期待したい。
俊英フェランデスのチェロ独奏も愉しみだ。
5:スタヴァンゲル交響楽団
指揮:クリスティアン・バスケス
独奏:田部京子
スヴェンセン:祝祭ポロネーズ
グリーグ:ピアノ協奏曲
ベルリオーズ:幻想交響曲
ノルウェーのスタヴァンゲル交響楽団は、エル・システマの申し子バスケスに引き連れられての登場。
田部京子のグリーグに、バスケスお得意の幻想交響曲、いずれも興味津津である。
6:オランダ交響楽団
指揮:ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド
ベートーヴェン:劇音楽『エグモント』序曲
ベートーヴェン:交響曲第5番
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
デ・フリエンドとオランダ交響楽団は、ピリオド・スタイルを駆使して王道中の王道、ベートーヴェンの第5番と田園に挑む。
目から鱗、ならぬ耳から鱗のとびきりの体験をあなたに。
2016年11月26日
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