2016年11月01日

錦湯劇場 第4回

☆毎週恒例 錦湯劇場 第4回

 出演:桂ぽんぽ娘さん、月亭太遊さん、桂文五郎さん
(2016年10月31日20時開演/錦湯)


 昨夜は10月末日。
 街はハロウィーンで盛り上がる人もちらほら。
 一方、錦湯さんといえば、そんな巷の風情はどこ吹く風、おなじみの常連さん方がいつもながらの装いで集まった。

 で、もしやそんなこともあろうかと、月亭太遊さんのMCで始まった冒頭のトークでは切り札の桂文五郎さんがかつての「工場長」時代の制服姿で登場し、仮装の気分を寸の間味わうことができた。
 トークのほうは、笑いを交えながらも落語家や落語会、落語について語った長丁場。
 太遊さんのここのところの考え方感じ方も垣間見えたのでは。

 もちろん、途中トリックオアトリートとお菓子を強請る子供も、王道をやれよと古典落語を強請るお客さんが現われることもなく、30分以上盛り上がったところで、桂ぽんぽ娘さんが高座へ上がる。
 ぽんぽ娘さんが演じたのは、ピンク落語の『イコカ娘』(表記はこれでよいのかな)。
 ありていにいえば、女性二人とある男性を巡る身も蓋もないお話だ。
 筋運びにくすぐり、さらにはサゲと遠慮会釈ない直球がこれでもかと繰り出される。
 ぽんぽ娘さんのプロテストというのか、まさしく攻めの姿勢がよく現われた作品に仕上がっていた。

 続いては、太遊さんが再登場。
 本来ならば、自作の「らぷご」4席を口演するはずだったのが魔が差した、もしくは間が刺した。
 ではなく、常連さんばかりというお客さんの状況など、その場の空気を敏感に感じ取ったのだろう(一つには、冒頭のトークでのあれこれが伏線になっていたのかもしれない)、「らぷご」ばかりでなく他のネオラクゴもあえて演じることなく、落語とは落語家とは落語会とは落語界とは、さらには錦湯さんでのこれまでの取り組みとはといったことどもをお客さんにも考えさせるような言葉を太遊さんは続けた。

 途中からは、ぽんぽ娘さんや文五郎さんも加わって、さらに核心に触れるトークになったのではないか。
 正直、ただただ笑っていることなどとうていできない内容だったけれど、ハロウィーンなんか比べ物にならない特別な時間になったこともやはり確かだ。
 いずれにしても、錦湯さんの会だからこその一夜となった。

 しかも来週は、ネオラクゴ・カルティベイトにも登場されたことのある仮面舞踏のらしょうさんが出演の予定で、これまた密度の濃い内容となる予感。
 予定調和なんてどうも、と思っている方にこそぜひともお越しいただければ!!
posted by figarok492na at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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