イギリスの指揮者、ネヴィル・マリナーが亡くなった。92歳。
フィルハーモニア管弦楽団やロンドン交響楽団のヴァイオリン奏者を務めたのち、ピエール・モントゥーに指揮を学び、盟友サーストン・ダートともにアカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(ASMF/アカデミー室内管弦楽団)を結成し、指揮活動を始める。
当初はバロック音楽を専門としていたが、徐々にレパートリーを拡大し、数多くのレコード・CD録音を遺した。
また、ASMFのほか、ロスアンジェルス室内管弦楽団やミネソタ管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団のシェフに就任し、こちらでも数々の録音を遺している。
手兵との来日公演をはじめ、NHK交響楽団や東京フィルなど日本のオーケストラにも度々客演し、来年もN響や兵庫芸術文化センター管弦楽団の指揮台に立つ予定だった。
あいにく今は手元にないが、アルフレッド・ブレンデルとのモーツァルトのピアノ協奏曲全集がやはり強く印象に残る。
あと、ミロス・フォアマン監督の『アマデウス』の音楽の演奏を担当したことでも知られる。
マリナーの実演には、1993年〜94年のケルン滞在中、シュトゥットガルト放送響(シューマンの交響曲第2番がメイン)、ASMF(オール・ベートーヴェン・プログラムで、交響曲第3番「英雄」がメイン)の2回接している。
穏和さが売りの人だったが、確かにテンポは中庸なものの、予想外に熱の入った演奏を繰り広げていたように思う。
深く、深く、深く、深く黙祷。
青空は微かに見えつつも、どんよりとした感じが続く。
湿度が高い分、むしむしとして蒸し暑い一日。
とうてい10月とは思えぬ過ごしにくさ。
秋はまだか。
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。
気圧と湿度のWパンチ。
そして、両耳の不調が続く。
トランプ、ドゥテルテ、金正恩、そして安倍晋三。
いずこも同じ秋の夕暮れ。
東電の肩代わりや電通のいんちきはなぜ大騒ぎにならないのか。
豊洲の石原慎太郎の責任はなぜ厳しく追及されないのか。
見え見えな話。
うんざりするばかり。
目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。
昨夜、2時50分近くに寝床に就くも、夕飯時にカフェインをだいぶん摂ったためもあってか、6時台には目が醒め、7時過ぎに起きる。
午前中、NHK・FMの『名演奏ライブラリー』や、アルテミス・カルテットが演奏したメンデルスゾーンの弦楽4重奏曲第3番&第6番<ERATO>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、笹沢信の『藤沢周平伝』<白水社>を読み進めたりする。
『名演奏ライブラリー』は若き日のワレリー・ゲルギエフの特集で、マリインスキー劇場管弦楽団やロッテルダム・フィルとの演奏に加え、ソビエト放送交響楽団とのシェバーリンの交響曲第3番から第1楽章やレニングラード・フィルとの芥川也寸志のオーケストラのためのラプソディ、ドイツ・ソビエト・ユンゲ・フィルとの録音も放送されるなど、満津岡信育らしい選曲となっていた。
午後、アルテミス・カルテットが演奏したメンデルスゾーンの弦楽4重奏曲第2番や、NHK・FMの『きらクラ!』(ふかわりょうがお休みで、清塚信也が出演していた)、レイフ・オヴェ・アンスネスが弾いたグリーグの抒情小曲集<EMI>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『藤沢周平伝』を読み進めたりする。
途中、眠気に勝てずしばらくうとうととした。
夕方になって外出し、京都芸術センターや京都文化博物館で用件を片付けて、18時過ぎに帰宅する。
帰宅後、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第1番&第2番<OEHMS>を聴いたりしながら、新しい作品について考えたり、雑件を片付けたりする。
途中夕飯を挟み、NHK・FMの『ブラボー!オーケストラ』で、東京フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
神尾真由子の独奏で小林研一郎の指揮によるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と、アンドレア・バッティストーニの指揮によるロッシーニの歌劇『セミラーミデ』序曲が放送されていた。
続けて、『リサイタル・ノヴァ』を聴く。
バリトンの加耒徹が出演していた。
さらに、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルが演奏したベートーヴェンの交響曲第4番&第7番<RCA>、マリナー指揮ASMFが演奏したリヒャルト・シュトラウスの『町人貴族』組曲<PHILIPS>を聴く。
マリナーを偲ぼうと思ったが、手元にはこのCDしかなかった。
夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、新しい小説について考えたり、『藤沢周平伝』を読み進めたりする。
今日も、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年10月02日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック