2016年01月26日

ネオ落語・セントラル 第15回

☆ネオ落語・セントラル 第15回

 出演:桂三河さん、桂あおばさん、桂三実さん、月亭太遊さん(大喜利のみ)
(2016年1月25日20時開演/錦湯)


 なんとか雪は降り積もらなかったものの、この冬一番、というより、史上稀なる大寒気が到来した京この頃だが、今夜も無事ネオ落語・セントラルは開催された。
 寒さ厳しく激しい中、常連さん、リピーターさんが集まって、まずは何より。

 15回目となる今回は、別件(エトワ寄席)のため月亭太遊さんが不在ということで、桂三河さんが仕切る形で三人のトークがスタート。
 ネオ落語・セントラルではこれまでそれほど語られてこなかった、上方の落語家さんたちの話なども飛び出して、盛り上げる。
 そして、今夜来ていただいたお客さんだけのために、との宣言も。

 で、じゃんけんに勝った人が決めた順でまずは三実さんから。
 まずは、ご主人と小僧さんの滑稽なやり取りを描いた古典の短めの噺『味噌豆』を折り目正しく丁寧に演じてから、スケッチ帳を使ったネタに。
 スケッチ帳に書かれた題名を読み上げたのち、オチの部分だけを演じてみせるというもの。
 三実さんの好みがよく出たラインナップで、さくさくてんてんと進んでいく感じもおかしかった。

 続いては、袴姿のあおばさんが登場。
 韓国旅行に連れて行ってもらった話などをマクラで語ったあと、お客さんのアンケートに応えて、短く即興的(ではないか)に語って高座を終える。
 登場人物の強い感情が現われるあたりに、あおばさんの特性がよく出ていたと思う。
 準備してきていたという『七度狐』もぜひ聴きたいし、あおばさんの大ネタを次回はじっくり聴きたい。

 トリは、三河さん。
 三河さんもお客さんにアンケートをとって、これまでネオ落語・セントラルでは演じたことのない『手水廻し』をかけた。
 久しぶりに演じるネタだそうだったが、要所要所をきちんと押さえてしっかり笑いを生んでいた。

 最後は太遊さんが戻って来て、大喜利に参加。
 三河さんの仕切りで「こんなやっさん(横山やすし)は嫌だ」というお題に、あおばさんの仕切りで「コンビニのメロディ(お客さんの出入りのときに鳴る)についた歌詞とは」というお題に、それぞれが挑戦していた。

 と、たまにはこうしたネオ落語・セントラルもよきかな。
 寒さに負けず、月曜の夜は皆さんも錦湯さんにぜひ。
 ああ、面白かった!
posted by figarok492na at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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