☆ネオ落語・セントラル 第14回
出演:桂三幸さん、桂三河さん、月亭天使さん、月亭太遊さん
(2016年1月18日20時開演/錦湯)
急な寒さに開演前の雨と、あまりよいコンディションではなかったものの、14回目となるネオ落語・セントラルも、なかなかの入り。
常連さん、リピーターさんに加え、今夜は演劇関係の昔馴染みも顔を出していた。
まずは桂三河さん仕切りによるトークからスタート。
今話題のあのグループの件なども盛り込みつつ、場を盛り上げる。
(ちなみに今回の三河さんは高座はなし、仕切りに徹していた)
で、じゃんけん順で天使さんから。
今夜は新作の揃い踏みで、天使さんの作品は『十枚目』。
古典の『皿屋敷』を現在風にアレンジしたもので、お菊さんのところに十枚目の皿を持って行けば願いが適うという言葉を信じてやって来た女性とのやり取りが作品の肝となっている。
もちろん、そこここに今様のくすぐりが仕掛けられていたが。
続くは、三幸さんが新作をネタおろし。
三幸さん自身の独演会のウォーミングアップというところか。
夢破れてガソリンスタンドでアルバイトを始めた青年だったが…。
と、現代版わらしべ長者風に話は展開していく。
ルーティン(繰り返し)の畳みかけが面白く、おなじみスピーカーにi pad、マイクとシステムのほうもばっちりだった。
そして、太遊さんのネオラクゴ・ネタおろし(降臨)は、『スペクタクルボーイ』だ。
暇を持て余している人間のところに出現し、スペクタクルで愉しませてあげようというスペクタクルボーイだったが、彼の訪れるところ訪れるところ、結構シュートでシビアな場所で…。
まずもって、スペクタクルボーイが出現する場所と相手がどうにもおかしい。
今夜は、それでもきわきわのところで攻めていたが、これはもっとずっと「やばい」ネタを盛り込むことができるなあと思ってしまう。
そうそう、マクラで太遊さんが語っていたことには全く同感。
いつ何が起こってもおかしくないもんね。
さらに、今夜は三河さんの仕切りで大喜利コーナーも。
江戸時代の飛脚あるあるだとか、小学校5年生で微妙というあだ名を付けられた子の理由だとか、SMAP問題で多忙の井上公造が無視した芸能ニュースだとか、ネオ落語・セントラルのお手伝いをしている作家の桜井さん提供のお題に、三幸さん、天使さん、太遊さんが名解答、珍解答を披歴していた。
解答そのものもそうだけど、太遊さんをはじめ、ボードに描かれた皆さんの絵も愉しい。
あと、天使さんが突然他の二人の解答を評価するような立場の発言を繰り返していたのもおかしかった。
と、22時過ぎまで。
今夜も盛りだくさんのネオ落語・セントラルでした。
ああ、面白かった!
そして、来週は太遊さんのお休み回。
それでも、皆さん20時からは錦湯さんにぜひ!!
2016年01月19日
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