晴天が続く。
いいお天気、いい青空の一日。
気温は上昇せず、寒さが厳しい。
寒い寒い寒い。
皆さん、くれぐれも風邪など召しませんように!
鼻風邪状態。
それともアレルギー?
喉の腫れや咳、熱はないが。
やれやれ。
目くらましの八百長猿芝居には騙されまい。
見え見え馬鹿丸出しだ。
昨夜、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、4時半頃まで仕事関係の作業を進める。
ABCラジオの『桑原征平粋も甘みも水曜日』や、フェルディナント・ライトナー指揮バイエルン放送交響楽団が演奏したモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」&第31番「パリ」、『レ・プティ・リアン』序曲<タワーレコード/ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。
藤山新太郎の『天一一代』<NTT出版>を読了する。
自らもプロのマジシャン(伝統的な日本手妻の継承者)でもある著者が、明治を代表すするスーパーマジシャン松旭亭天一の生涯について追った一冊。
平明かつ整然とした文章で読みやすい上に、著者自身の天一への尊敬の念(著者は天一を記憶する人々から、彼の奇術に関していろいろと話を聴いていたとのこと)、藝への想いも窺い知ることができた。
ああ、面白かった!
ほかに、小林信彦の『本音を申せば』<文春文庫>の拾い読みもする。
15時台に外出して、かかりつけの病院へ。
前回の血液検査の結果があまり芳しくなかった。
今回も血液検査を行うことになり、そのための採血をすませる。
で、スギ薬局で薬を受け取り、16時半過ぎに帰宅した。
帰宅後、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルが演奏した『ポピュラー・コンサート』<タワーレコード/DECCA>を聴いたりしながら、雑件を片付けたり、大島幹雄の『明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか』<祥伝社>を読み始めたりする。
18時頃外出し、京都文化博物館へ。
フィルムシアターで、吉村公三郎監督の『安城家の舞踏会』(1947年、松竹大船。新藤兼人脚本)を観る。
特集「追悼 映画女優 原節子」のうちの一本だ。
日本の敗戦によって没落した旧華族安城伯爵家の当主忠彦は、遂にその豪邸が売却されようかという夜に最後の舞踏会を開く…。
チェーホフの『桜の園』を下敷きとして新藤兼人が脚本を書いた作品で、悲惨な状況から再生を果たそうとする安城家に、日本の当時の状況が重なり合っている。
吉村公三郎らしく技巧が先にきているように思える場面も少なくなかったし、時代が評価させた作品という感も強いが、約90分の尺のうちに、ぎゅぎゅっとドラマが詰め込まれてもいて、それなりに観応えはあった。
安城家の再生の鼎となる次女敦子を原節子が演じたほか、滝沢修、森雅之、逢初夢子、清水将夫、津島恵子、神田隆、村田知英子、殿山泰司、岡村文子、日守新一、空あけみらが出演。
そうそう、文化博物館の会員になって一年間フィルムシアターに通ったときにもいた、毎回遅れて来た上にビニール袋をがさがささせる困った老女が後ろの席に座って、どうにも耳障りだった。
終わったあとで確認すると、どうやらみかんか何か入ったビニール袋をあせくっているらしい。
不愉快千万。
早くおかくれになって欲しいものだ。
上映終了後、夕飯用の買い物をすませて、20時半頃帰宅した。
夕飯後、ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団が演奏したストラヴィンスキーのバレエ音楽『火の鳥』他<ドイツ・グラモフォン>と、ブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団が演奏した同じくストラヴィンスキーのバレエ音楽『ペトルーシュカ』&『春の祭典』<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『御神酒徳利』について考えたり、『明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか』を読み進めたりする。
今日は、甘いものは食さず。
我慢我慢。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2016年01月13日
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