俳優で演出家の熊倉一雄が亡くなった。88歳。
東京の生まれで、旧制都立高等学校在学中に演劇活動を始める。
卒業後、劇団感覚座を設立したがすぐさま解散となり、日本テレビにスタッフとして入社する。
その後再び俳優に戻り、1956年テアトル・エコーに入団、その中心メンバーとして活躍し、のちに代表となる。
日本におけるウェルメイドプレイ(喜劇)上演の確立に尽力し、自ら演出も手がけた。
中でも、『日本のへそ』をはじめ、『表裏源内蛙合戦』、『11ぴきのネコ』、『道元の冒険』、『珍訳聖書』、『それからのブンとフン』といった井上ひさしとの一連の取り組みは有名である。
また、映画やテレビドラマ、バラエティ番組にも数多く出演したほか、軽さと渋さ、硬軟自在な声質の持ち主で、洋画、海外ドラマの吹き替えやアニメ・人形劇の声優、さらには『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌でも知られた。
熊倉さんといえば、なんと言っても、ヒッチコック劇場のヒッチコック、『ひょっこりひょうたん島』のトラヒゲ、そしてNHKで長く放映された『名探偵ポワロ』のエルキュール・ポワロ(ポワロ・シリーズを日本に置き換えたNHKのドラマ『名探偵赤冨士鷹』では、そうした熊倉さんに敬意を表してだろう1シーン出演シーンがあった)を挙げなければなるまい。
ほかに、映画では川島雄三監督の『幕末太陽傳』や黒澤明の『天国と地獄』の吹き替え(清村耕次の)、テレビドラマでは水谷豊主演の『熱中時代』シリーズが印象に残る。
そうそう、あれは石丸寛の著書だったか、素人の指揮に関する記述の際に熊倉さんが堂に入った指揮をバラエティ番組で披露していたが、それは熊倉さんが都立高校在学時に管弦楽団に参加して指揮の経験があったからだという一文があったように記憶している。
事実、『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』では、熊倉さんが指揮者の役を演じていた。
また一人、大好きな役者さんが亡くなってしまい、本当に悲しい。
深く、深く、深く、深く黙祷。
今日一人でいる時間、ついつい熊倉さんが吹き替えたエルキュール・ポワロとジャップ警部(坂口芳貞)の物真似をやっていた。
どうにも悲しい。
どんよりとした感じはありつつも、晴天が続く。
いいお天気、いい青空の一日。
季節の変わり目、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。
昨夜、3時半に消灯するも、美味しいコーヒーや美味しい抹茶オーレ(濃いい!)を飲んでしまったこともあってか、結局1時間ほどしか眠れず、8時過ぎに起きる。
で、朝一で毎週恒例の洗濯をすませる。
思っていた以上に、乾きがよかった。
ああ、すっきりした!
9時半過ぎに外出し、TOHOシネマズ二条へ。
京都国際映画祭の一環として上映された、ジュリー・テイモア監督の『夏の夜の夢』を観る。
詳しくは、前回の記事(映画記録)をご参照のほど。
お昼ごはんをすませたのち、14時台に帰宅する。
帰宅後、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのイタリア協奏曲&パルティータ第1番、第2番<SONY/BMG>、ニコラウス・アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン他が演奏したパーセルの『妖精の女王』(『夏の夜の夢』による)<TELDEC>の1枚目を聴いたりしながら、映画記録をアップしたり、仕事関係の作業を進めたりする。
あまりの眠たさに1時間半ほど眠る。
夕方になって再び外出し、夕飯用の買い物をすませる。
帰宅後、NHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』で、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮NHK交響楽団が演奏したベートーヴェンの序曲『コリオラン』、交響曲第4番と第7番のライヴ録音(1970年4月30日、東京文化会館大ホール)他を聴く。
続けて、グールドのバッハを聴く。
再びNHK・FMに戻り、『クラシックの迷宮』を聴く。
「東京の山田耕筰」と題して、山田耕筰の様々な作品が放送されていた。
なんと言っても、長唄と和楽器、オーケストラによる長唄交響曲『鶴亀』が面白かった。
夕飯後、『勝呂又吉のこと』を書き進めたり、村田喜代子の『八幡炎炎記』<平凡社>を読み進めたりする。
ほかに、林達夫と久野収の対話篇『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の拾い読みもした。
『勝呂又吉のこと』は、パーティ・シーンの構成を考えつつ、原稿1枚程度書き進めた。
今日は、オイシスのアーモンドホイップケーキを食す。
壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
ホイップクリームを挟んだスポンジケーキにアーモンドチョコをコーティングしたアーモンド形のケーキで、まあまあ美味しうございました。
ごちそうさま!
すいみんすいみんすいみんすいみんすいみんぶっそく!
ねむたい!
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2015年10月17日
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