2015年08月04日

ネオラクゴ・フロンティアsection42(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・フロンティアsection42

 ゲスト:作道雄君
(2015年8月3日20時開演/錦湯)

 section42となる月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアは、前回エキストラとして来られた方や留学生のご新規さん、さらにはおなじみ常連さんといつもの如く幅広いお客さんを集めて開催された。

 で、まずは作道雄君を迎えて、撮影が終わったyoutubeドラマ『フェイク・ショウ』の撮影秘話(桂あおばさんの様子等々)をはじめ、昨日の滋賀県は伊吹山での太遊さんのお仕事の話で盛り上がる。
 ホームグラウンドに戻って話がはずむ太遊さんに対し、作道君も水を得た魚の如くジャブを繰り出す繰り出す。
 おまけに、A-Studioでの鶴瓶さんの一人しゃべり風の場つなぎを作道君が務めていた。

 そして、太遊さんのネオラクゴの新作は『ノブレスオブリージュ 〜カルデラの大翼龍チアゴ〜』。
 ノブレスオブリージュとは、本来「高貴なる者の責任」とでも訳すべきだろうが、ここではより幅を広くとって「人知れぬ栄誉」としたほうが内容によく沿っているように思う。
 てか、もっと簡単にいえば「偉ぶらんで」、「偉ぶるなや」とでもなるか。
 鳩に餌をやっている鳩おじさんがここにも一人、ところがこの鳩おじさんが実は只者でなくて…。
 といった具合に話は進んでいく。
 一見何の変哲もない、どころか一見愚かに見える人たちが、その実世のため人のために尽くしていたという筋立ては、設定も登場人物も異なるとはいえ、前回の『プロポリスマン』の返歌反歌とでも評することができるのではないか。
 もちろんそこはネオラクゴ、駄洒落をあえて多めに盛り込んで、笑いの仕掛けを心掛けていたが。
 どうやらネオラクゴに新しいシリーズが加わったようだ。
 今後の展開が愉しみである。

 別件の所用があると挨拶のみで作道君が退座し、『フェイク・ショウ』や別の作道君との共同作業に関する説明を行ったのちは、マニフェストというか、太遊さんがネオラクゴとフロンティアに対する想いを大いに語った。
 これからさらに活動の幅を広げていくだろう太遊さんだけれど、全てはネオラクゴがあってこそのものという太遊さんの強い意志が伝わってくる話だった。
 太遊さんの一層の活躍を心から期待するとともに、ネオラクゴ・フロンティアをますます愉しみにしていきたいと思った。
 ああ、面白かった!

 なお、来週のネオラクゴ・フロンティアはお休みですのでお間違いなく。
 そして、再来週のネオラクゴ・フロンティアに皆さんもぜひ!
posted by figarok492na at 04:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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