☆THE GO AND MO’S第18回公演『野村の論』
出演:黒川猛、喜劇王
映像出演:森本研典(喜聖)、丸山交通公演(喜公子)、筒井加寿子(百喜)、ファックジャパン(喜神)、岡嶋秀昭(喜竜)
脚本・演出:黒川猛
構成:黒川猛、中川剛
音楽:Nov.16
照明:真田貴吉
制作・他:丸井重樹
(2015年5月24日17時開演の回/スペース・イサン)
ベトナムからの笑い声で鳴らした黒川猛のワンマン・ライヴ、THE GO AND MO’Sだが、第18回目となる『野村の論』は、「KIGEKI」祭!の副題で、あの喜劇王(あえてH江さんとだけ記しておこう)が登場した。
ちなみに「KIGEKI」とは、1・イメージさせたい映画、2・登場させたい職業(の人)、3・使わせたい小道具の3つのお題*に従って、10分間のシンキング・タイムののち、喜劇王と挑戦者が2分間の演技を競い合うという、GOMO’Sではおなじみの映像シリーズ。
なお、各対戦には黒川さんと丸井さんの解説が施されており、ジャッジの基準は面白いか面白くないかではなく、どちらがより喜劇的かということになっている。
(*例えば、1・スティング、2・火消し、3・霧吹き。ただし、これは中瀬が勝手に考えたお題だ)
で、今日は、上述した面々との過去の対戦の中から、各回の名勝負1本ずつを選んで来場のお客さんが判定をくだすという趣向もあったのだけれど(全ての勝負で、喜劇王が勝利。ほかに、喜劇王と挑戦者二人によるエキシビジョン・マッチも流されていた)、やはり圧巻は喜劇王と黒喜こと黒川さんによる生・KIGEKIだった。
特に、ベトナムからの笑い声のツートップの一方だった喜劇王は、激しくなおかつ軽快な動きと細やかで滑稽な表情仕草で、「七人の侍」、「マクドのレジ打ち」、「梯子」という容易でないお題を見事にクリアし、喜劇王の名に恥じぬ喜劇っぷりを発揮していた。
これまでの映像ももちろん愉しかったのだけれど、やっぱり喜劇王は生が一番と改めて痛感した次第。
黒川さんも必死のパッチのやたけた勝負。
ブラックな方向に進んでしまうのも、その名の通り黒喜らしい。
いずれにしても、京都の小劇場で笑いを手がける人には、ぜひともGOMO’Sの公演に足を運んで欲しいかぎり。
ああ、面白かった!
そして、次回第19回公演『利夫の声』は、7月4日と5日に東京の王子小劇場で開催される予定で、東京の皆さんにもぜひぜひご高覧いただきたい。
2015年05月24日
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