2015年05月09日

滝田裕介が亡くなった(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気。
 夕方になって、ようやく陽の光と青空が見えてきた。

 気温はそれほど上昇せず。
 皆さん、くれぐれも風邪などにはお気をつけくださいね。


 俳優の滝田裕介が亡くなった。84歳。
 東京の出身で、早稲田大学の演劇科から俳優座の養成所に転じ(2期生)俳優座へ。
 数々の舞台作品に出演する一方、映画やテレビドラマでも活躍した。
 特に、NHKの『事件記者』で一躍脚光を浴びた。
 また、その美声を活かした、洋画(『スター・ウォーズ』でのオビ=ワン・ケノービ)や海外ドラマの吹き替えなどでも知られる。
 怜悧冷徹な官僚、学者、大名といった役回りを得意とした。
 なお、テレビのドキュメンタリー・ドラマ『レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯』のナビゲーター役の吹き替えに関しては、久野収との対話集『思想のドラマトゥルギー』<平凡社ライブラリー>の中で、林達夫が、
「ふきかえの声もぴったりしていたな。あれやってるの滝田裕介だろう、俳優座の。僕はひいきなんだ、彼」
と高く評価している。
 深く、深く、深く、深く黙祷。


 イギリスの総選挙の結果を目にしつつ、やっぱり小選挙区制度ってどうなんだろうなあと思ったりする。
 そういえば、20年ほど前にロンドンを訪れた際、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールのカフェレストランで相席となった老夫妻とたまたま(日本の)小選挙区制度の話になったとき、あんな制度はよくない、やめておいたほうがよいと熱心に語っていたっけ。
 そうそう、山口二郎は自分をリベラルの守り手であると自認しているようだが、小選挙区制度の先導者、ならぬ扇動者が何をぬかすかの心境だ。
 事ここに到ることは、あの当時でも十分十二分に読めたことではないか。


 大きい声に乗ぜられ、あとになってだまされただまされたと被害者のふりをすることほど愚かであさましいこともあるまい。
 なんでもかでも疑ってかかる必要はないけれど、批判精神の欠落欠乏もはなはだ末恐ろしい。
 自省あるのみ。


 昨夜、NHKの関西発ラジオ深夜便を聴いたりしながら、『探偵志願の美女』の下書きを進め最後まで書き終える。
 ラジオ深夜便の3時台では、関西の懐かしい人気番組のテーマ音楽を聴くことができた。
 ああ、面白かった!

 4時半消灯。


 午前中、仕事関係の予定をすませる。


 NHKラジオ第1の『かんさい土曜ほっと』や、クリーヴランド・カルテットが演奏したベートーヴェンの弦楽4重奏曲第13番&大フーガ<TELARC>、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルが演奏したブラームスのヴァイオリン協奏曲(シェロモ・ミンツの独奏)&大学祝典序曲<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、『探偵志願の美女』のPCへの打ち込みを行い第1稿を完成させたり、平松洋子の『野蛮な読書』<集英社>を読み進めたりする。
 『野蛮な読書』は、記されていること自体がどうこうというより、言葉の選択などもあって、それが表面的なものにしか読めないというか、ぐっと心を動かされないというか、全く腑に落ちないというか、全くしっくりとこない。
 確信犯的に書いているのだな、と思い直そうとすると、臆面のなさ、わかったつもりでわかっていない感じを覚えさせる言葉が出てきたりして、どうにも乗れないのだ。


 夕方になって外出し、仕事関係の予定をすませる。
 その後、京都芸術センターで用件を片付けたのち、夕飯用の買い物をすませて19時少し前に帰宅した。


 帰宅後、NHK・FMでユカ・ペッカ・サラステ指揮NHK交響楽団の第1808回定期公演(NHKホール)の実況中継を途中から聴く。
 メインのシベリウスの交響曲第2番を聴くことができたが、堂に入った立派な演奏だった。

 続けて、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルが演奏したブラームスの交響曲第2番&ハイドンの主題による変奏曲<ドイツ・グラモフォン>を聴く。

 再びNHK・FMに戻り、『クラシックの迷宮』を聴く。
 BACHの音型が特集されていた。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『野蛮な読書』を読み進めたりする。
 『野蛮な読書』の池辺良、獅子文六、沢村貞子に関する文章は、対象への好みもあって、ようやくあまりざわつくことなく読み切ることができた。
 ただし、『お獅子のまるかじり』というネーミング・センスはやはり好みではない。


 今日は、オイシスのふんわりサンドケーキを食す。
 チョコホイップクリームをサンドしたココア生地のスポンジケーキで、まあまあ美味しうございました。
 壬生のローソンストア100で、50円引きだったもの。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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