雨天。
どんよりとしたお天気の一日。
気温は少しだけ下がったか。
統一地方選の前半戦が終わった。
相乗り候補がほとんどだった知事選については置くとして、大阪を除く道府県議選では自民党が第一党を占めた(ただし、議席数は減らしている)。
案の定、安部内閣が安保法制をどうこうと言い出している。
一方、日本共産党が大きく議席を伸ばし、民主党が大幅に議席を減らした。
地方選挙ということで、全てを国政に直結して考えることはできないが、現在の諸状況の表われであることも確かだろう。
(共産党の勢力が増加したことに関して、組織自体はもちろんのこと積極的な支持者も、今回の選挙結果を冷静に分析し正確に把握しておく必要があるのではないか。まずもって、低投票率や自民党の圧倒的な議席数、反自民の対抗軸となるべき民主党等中道中間政党の低調、安定した基盤を持つ公明党の存在を忘れてはならないだろう。そして、共産党が勢力を増しているということはそれだけ社会的な諸状況が極端化悪化しているということであり、そうした中で自らの勢力だけの維持強化を第一に考えている限りは、過去の失敗を繰り返してしまうだろうことも忘れてはならないだろう。むろん、過去の失敗には、1990年代後半の退潮や1970年代の革新昂揚期とその退潮、GHQ占領下の混迷混乱だけではなく、戦前のそれも含まれている)
以上は、日本共産党関係の知己から連絡をもらったので、あえて記しておくことにした。
政党に限らず、集団組織には必ず悪意が発生する。
それとどう向き合っていくか。
どのような集団組織にとっても、そのことが今後の大きな課題になっていくと僕には思われてならない。
そうした選挙のさ中、三上誠三が亡くなった。65歳。
実業家の傍ら、羽柴誠三秀吉の名で衆参両院選挙をはじめ各地の知事選、市長選に出馬して、いわゆる「泡沫候補」として一部の人々に強いインパクトを与えた。
なお、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で脚光を浴びた俳優の三上大和は実の子息である。
黙祷。
アメリカでは、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官が大統領選への出馬を表明した。
昨夜、4時20分過ぎまで仕事関係の作業を進める。
朝早めに起きて、仕事関係の予定をすませる。
その後、アンドリュー・デイヴィス指揮ロイヤル・ストックホルム・フィルが演奏した『ノーベル賞授賞式典の音楽』<FINLANDIA>(2回)、同じくアンドリュー・デイヴィス指揮BBCフィルが演奏したヨーク・ボーウェンの交響曲第1番&第2番<CHANDOS>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、新しい作品について考えたりする。
新しい作品では、『ベースボールばあちゃん』という短篇小説のプロットを思いつき、ノートにメモしておく。
『これから』という戯曲に登場した櫟房子という女性の後日譚である。
青木奈緒の『風はこぶ』<講談社>を読了する。
いやあ、この作品は読み終えるのに苦労した。
『婦人之友』連載ということもあるのかもしれないけど、テンポがあわないというか、どうにもしっくりこない。
加えて、祖母幸田文の『崩れ』からの影響も含めて作者の想いはよく伝わってくるものの、よい意味での悪意の欠落を感じてしまった。
続けて、桐野夏生の『だから荒野』<毎日新聞社>を読み始める。
出だしからして身も蓋もない、けれどだからこそ、ぐっと惹き込まれる。
文章のテンポもよく、ついつい読み進めてしまう。
面白し面白し。
ほかに、吉田秀和の『世界の指揮者』<ちくま文庫>の拾い読みもした。
18時台に外出し、いくつか用件を片付けたのち錦湯さんへ。
月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection27を愉しむ。
詳しくは、前回の記事をご参照のほど。
ああ、面白かった!
そして、太八さんの餃子と叉焼、ああ、美味しかった!
終了後打ち上げに参加し、その後もいろいろあって帰宅が午前2時を過ぎる。
以上、4月13日の日記。
今日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2015年04月14日
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