2015年04月14日

ネオラクゴ・フロンティアsection27(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・フロンティアsection27

 ゲスト:桂三河さん、桂あおばさん、銭湯芸術祭錦湯で展示されるアーティストの皆さん
(2015年4月13日20時開演/錦湯)


 月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアsection27は、先週火曜日の京都新聞朝刊掲載の記事(森静香記者)もある上に、テレビ大阪の取材クルーも加わっての大盛況。
 この度、よしもとへ移籍したという桂あおばさんなど、いつもに輪をかけての全力投球ぶりだった。

 まずは、太遊さん、三河さん、あおばさんの三人で開口一番のトーク。
 テレビカメラでお客さんのほうが緊張せぬよう、そこらあたりにも配慮したおしゃべりをする。

 で、あおばさんの新作から。
 第2回上方落語台本賞の優秀賞を受けた、2丁拳銃の小堀裕之さん作による『ハンカチ』で、些細なことから喧嘩になった夫婦がひょんなことから愛情を確認する様を、細かなくすぐりを織り込みつつ巧みに描いた人情風味豊かな作品だ。
 あおばさんの畳みかけるような口跡が印象的で、ここら辺りを磨いていくと大きく化けてしまうのではないかと思ったりもした。

 続いて、おなじみ三河さんがご自身の企画「さんがワールド」(毎月最終金曜日に新作ネタおろし中)でおろしたばかりの『春の一大寺』をかけたのだけれど、これはある意味、「私落語」的性質が強く示された作品ではなかったか。
 煩悩にまみれた一大寺なる寺の坊さんに対して、仏像の仏様がかけたお言葉は…。
 アイドルに造形の深い三河さんならではのネタで、仏様の心の吐露が面白く、二重の意味でおかしかった。
 なお、今夜の三河さんは紫のお着物をお召し。

 そして、太遊さんのネオラクゴ新作は、『アート意固地センター』。
 舞台は、とある芸術大学のアート意固地センター。
 緊急搬送された芸術家気取りの「それぶった」若者の意固地さを、大学OBの先輩は如何にして解きほぐしていくのか…。
 芸術家ぶった人々をからかった作品、と笑わせて、その実、そこから先も語ってみせたまさしくネオラクゴらしい一作。
 若者が口にするそれらしい言葉についつい笑ってしまう。
 でも、そうやって笑う自分はなんなんや、とふと思ったりもして。
 OBの問いと若者の答えには、様々なバリエーションがあるようにも感じられて、再演が愉しみだ。

 最後は、お三人さんの他、ここ錦湯をはじめ、京都市内各地の銭湯で開催される銭湯芸術祭のうち錦湯で展示される作品の造り手の皆さんが登場し、芸術祭についていろいろとご説明があった。
 すでに作品の展示も始まっていて、これまた面白そうな企画である。

 さらに、終了後の打ち上げでは、本日プレオープンした餃子処「太八」(店主はフロンティアのおなじみでもある大岡政和さん)の餃子と叉焼の差し入れをご馳走になったが、いやあこの餃子と叉焼は掛け値なしに美味しかった。
 餃子は風味がよく効きつつしつこさのない味わいで、こういう場でなければ遠慮せずにばくばくばくついたほど。
 叉焼! 口の中でとろけるような柔らかさでこれまた美味。
 京都市中京区西ノ京小堀池町、最寄りの駅は地下鉄の西大路御池、太子道通から西小路通を南へ下ったところで、近くには島津製作所や花園大学もある。
 ぜひ一度、足を運びたい。

 と、今夜はひときわ盛りだくさんのネオラクゴ・フロンティアでした。
 愉しく美味しいネオラクゴ・フロンティアへ、皆さんもぜひ!


 そうそう、忘れちゃいけない。
 先週ゲスト出演された桂三幸さんが、『上方若手噺家グランプリ』の決勝に見事進出なされたそうです!
 おめでとうございます!!
posted by figarok492na at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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