2015年03月24日

ネオラクゴ・フロンティアsection24

☆ネオラクゴ・フロンティアsection24

 ゲスト:桂恩狸さん、作道雄君
(2015年3月23日20時開演/錦湯)


 24回目となる月亭太遊さんのネオラクゴ企画、ネオラクゴ・フロンティアは、いつもとちょっと趣向を変えた内容となっていた。
 それは何かと尋ねたらベンベン。
 月亭太遊さんがKBS京都・月面クロワッサンのテレビドラマ『ショート・ショウ2』で演じた揚鳥亭翔鳥の体で古典落語をかけるということ。

 で、開口一番はその絡みもあって、『ショート・ショウ2』の作り手である作道雄君とのトークだったが、回転が速いというか反応がよいというか、こういう際の作道君の話は実に安定している。
 かつての企画外企画劇場や学生演劇祭のそれを思い起こした。

 そして、揚鳥亭翔鳥さんが演じたのはおなじみ『犬の目』。
 眼病の患者の目を繰り抜いて施術を行い干したまではよかったが、それを犬が食べて…。
 といった落語だからこそ許される展開のお話。
 掛け合い仕草とも骨法によく則った高座だったのだけれど、ネオラクゴ・フロンティアづいている人間にとっては、医者のあり様からちょっとだけドクトル・パンデミックが思い出されたのも面白かった。

 続くは、フロンティア初登場となる桂恩狸さんだ。
 『なるみ・岡村の過ぎるTV』で男性なのに女性のような乳房の持ち主として登場したばかりという、桂文福さんのお弟子さん。
 高身長で独特のフラ(おかしみ)があり、なおかつ前にも押し出す芸風の持ち主である。
 今夜で二回目となる『牛ほめ』をかけていて、上方落語の大家風の噺ぶりなのだけれど、フラの部分に強くおかしみを感じる。
 恩狸さん自身が口にされていた通り、ぜひともオンリーワンを目指して欲しい。

 月亭太遊さんの今夜の新作は、『Clair de Lune(月の光)』。
 元ビジュアル系バンドのボーカル・ルナが経営する店に入ったサブカル好きの女の子だったが…。
 イメージと現実のギャップの大きさでしっかりと笑いを造りつつ、勝手な思い込みをする側の薄っぺらさや嘘臭さを鋭く突いた作品となっていた。
 ある種の「断念」を感じる噺でもあった。
 らしい歌の選曲もいい。

 最後は、太遊さん、作道君に恩狸さんも加わってのトークだったが、ここでは恩狸ワールドが炸裂。
 フラでふらふらになるという、べたな地口を思わず記してしまうほどのおかしさで、思わず自家製ブロマイド(100円)を購入してしまったほど。
 もちろん、『ショート・ショウ2』についても話題になっていて、パート3での揚鳥亭翔鳥の活躍にも期待したいところだ。

 と、今夜も密度の濃いネオラクゴ・フロンティアでした。
 そういえば、秋田からバイクのツーリングで来られていた男性の方が、終了後面白かったので最後まで残ってしまいましたとおっしゃっていました。
 開演前に入ろうかどうしようか迷われているのをたまたまお見かけして、途中で抜けても大丈夫ですし投げ銭なのでお気軽にとお誘いしただけに、こちらもとても嬉しかったです。
 皆さんも、ぜひお気軽に!
posted by figarok492na at 03:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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