2015年02月24日

ネオラクゴ・フロンティアsection20(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・フロンティアsection20

 ゲスト:桂三幸さん、桂三河さん、月亭天使さん、太陽の小町
(2015年2月23日20時開演/錦湯)


 今夜のネオラクゴ・フロンティア(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)は、section20。
 そんな記念すべき回に相応しく、三幸さん、三河さん、天使さん、太陽の小町とおなじみの顔ぶれが勢ぞろい。
 お客さんも大入りで本当に何よりだった。

 まずは太遊さん、三幸さん、三河さん、天使さんがこれまでのネオラクゴについて振り返る座談でスタート。
 そうそうそんな話そんな話と、一連の作品を思い出す。

 で、天使さんの『平林』へ。
 「タイラバヤシかヒラリンか…」というフレーズでおなじみの古典で、天使さんにとっては新しいネタとなるとのこと。
 きっちりと演じて造り込もうという意欲がうかがえる本題であり、フロンティアでかけた『初天神』の息子と同じく、この『平林』でも小僧さんが天使さんの柄にあっているように感じた。
 そうそう、マクラを耳にしていて、独演会の『堕天使の解』(今月は残念ながら拝見できず。次回は4月26日。八聖天で18時半から)のほかに、落語は一席程度で、天使さんがこれはと思う他ジャンルのゲストとゆったりじっくり語り合うような会があったら面白いだろうなとふと思ったりもした。

 続いては、これから東京に拠点を移す太陽の小町の漫才。
 じわじわとおかしさをためつつも、漫才の上では「こちら側」の人間を代表するヤスダ君に対し、つるちゃんが妄想妄念を言いつのるというシチュエーションの太陽の小町のネタは、我が我がとがっつくタイプではない分、より東京のほうになじみがよいかもしれない。
 今夜は、「家庭教師をやってみたかった」というヤスダ君の言葉に、つるちゃんが食いついていた。
(余談だけど、つるちゃんが考えてヤスダ君が描く『小鳥と小町の絵本日記』は、つーんとくるなあ)

 三幸さんは、師匠文枝さんの『初恋』を演じる。
 島崎藤村の『初恋』(まだあげそめし前髪の…ってやつ)を題材に、高校の国語教師と生徒の主客が入れ替わるのがミソとなる展開で、途中入場のお客さんなどアクシデントをさっと取り込むあたり(落語家なら当然のこととはいえ)も含めて、目から口に抜ける三幸さんらしい笑いの多い高座だった。
 あっ、今回も三幸さんの歌を聴きそびれた…。
 まあ、スピーカーも用意されていなかったしなあ。

 太遊さんの新作は、『幸せになるためのレッスン』シリーズの最終作となる『プロパガン男爵』。
 心ならずも、悪の組織ビックカオス団の四天王の一人プロパガン男爵にさせられてしまった舞台俳優(『祈るように食べる』の夫=父親)が救いを求めた相手は、船井(『放課後フナイトステイシー』等)から耳にした件(『ひとにうし』。予言を口にする、身体は牛で頭は人という存在)だった…。
 さらには、あべさん(『くぐつぐつ傀儡軒』)、サクリファイス・ヒューマノイドの谷口君(『幸せになるためのレッスン』)やドクトル・パンデミック(『ドクトル・パンデミック』)、イミテイ村の面々(『来て!観て!イミテイ村』)等々も登場し、ネオラクゴ・フロンティアの常連さんには一粒で何度も美味しい内容。
 笑いをしっかり仕掛けて伏線を回収しつつ、伝えたいことを巧みに盛り込んだ圧巻となっていた。

 最後は、三河さん(毎月最終金曜日は新作ネタおろしとなる「さんがワールド」は、大阪日本橋のライブハウスAinsNeusHallで19時開演)司会による大喜利。
 天使さんがラストで描いた絵が、強く記憶に残った。
 夢に見そう。

 今夜で一段落が着いたネオラクゴ・フロンティアのさらなる展開が本当に愉しみだ。
 そして、太陽の小町のお二人の活躍を心より祈りたい。
 ああ、面白かった!
posted by figarok492na at 04:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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