2015年02月10日

ネオラクゴ・フロンティアsection18(月亭太遊さんのネオラクゴ企画)

☆ネオラクゴ・フロンティアsection18

 ゲスト:笑福亭笑利さん、月亭天使さん
(2015年2月9日20時開演/錦湯)


 寒さ厳しい京都だが、今夜のネオラクゴ・フロンティアにも多くのお客さんが集まっていて何より。
 特に今夜はお子さんがよく来られていた。

 まずは月亭太遊さんと、昨年12月以来お久しぶりとなる天使さんのおしゃべりから。
 太遊さんは月亭方気さんと訪問していた南丹市日吉町のことを話題にすれば、天使さんは時間が遅れて行きの電車の中で着物の準備をしたこと(女性専用車を利用のよし)を語る。
 それにしても、太遊さんが話を振っていたが、確かに天使さんは若い。

 で、太遊さんのNSC時代の同期で、昨年9月に笑福亭鶴笑さんに入門したばかりの笑福亭笑利さんが新作に挑む。
 栴檀は双葉より芳しく蛇は寸にしてその気を表す。
 ではないけれど、攻めの気をひしひしと感じる笑利さんだ。
 本題は、ある学生がカレー屋に弟子入りを志願するも…、という内容で、毒っ気のある学生のはずれっぷりが面白かった。

 続けて、太遊さんがネタおろしとなるネオラクゴ『断絶の園』を演じた。
 どうにもずれていて、なんとも気持ちのよくない夫婦のやり取りを描いた、最近起こった出来事をふと思い起こしたりもする毒っ気の強い作品。
 展開、仕掛けともに面白かったのだが、今夜の初演は粗さが見えるというか、かたまりきっていない感じがしていたこともあり、できれば再演を愉しみにしたい。

 最後は、太遊さん、笑利さん、天使さんが、落語につきものの小話についてや笑利さんの入門にまつわるエピソード、NSC時代のことなどをおしゃべりしてお開きとなった。

 と、今夜もバラエティに富んだネオラクゴ・フロンティアだった。
 皆さんもよろしければぜひ!
(そうそう、次回は天使さんの落語をまた聴いてみたいなあ)
posted by figarok492na at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語・ネオ落語記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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