2014年12月07日

日本海 第一波『カゾクノカタマリ』

☆日本海 第一波『カゾクノカタマリ』

 作・演出:勝二繁
 演出助手:宮路花梨
 音響:森永キョロ
 照明:鄒樹菁
(2014年12月6日19時開演の回/元・立誠小学校音楽室)


 小嶋海平、勝二繁、浦島史生(残念ながら、今回は不参加)という、日本海側出身の三人が立ち上げた新たな演劇ユニット、日本海の第一回目の公演となる第一波『カゾクノカタマリ』を観たが、そのタイトルに相応しい家族と真正面から向き合う作品に仕上がっていた。
 月曜日まで公演があることもあって詳しい内容については触れないけれど、親子兄弟といった家族にまつわる断章が、登場人物=演者を固定することなく演じられていく。
 家族の持つ暖かさ、繋がりの深さとともに、家族の持つ負の部分や桎梏、有限性についても言及されていて、それが等身大というか、多くの人に起こり得る身近なエピソードという形で積み重ねられていることもあり、どうしても自分自身と家族とのあれこれを思い起こさざるをえなかった。
 そして、「それでもなお」「だからこそなお」という希望が示されている点にも好感を覚え、心を動かされた。
 日本海の二人をはじめ、岩崎果林、織田圭祐、梶川貴弘、木下圭子、小中太、高山涼、出村弘美、松恨倫子の演者陣も、ライヴ特有の傷や粗さ、経験特性の長短はありつつも、作品の本質と真摯に向き合ったアンサンブルを生み出していた。
 また、そうした作品世界や演者陣を十分十二分に支えた照明や音楽音響の存在も忘れてはならないだろう。
 いずれにしても、観てよかったと思える作品であり、公演だった。
 ああ、面白かった!
posted by figarok492na at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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