祗園祭の後祭。
一応青空の見えるお天気へ。
どんよりとした感じは強いものの。
気温はそれなりに上昇し、暑さが厳しい。
暑い暑い暑い。
皆さん、くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいね。
昨夜、Radio4でフランス・ブリュッヘン指揮オランダ放送室内フィルが演奏したベートーヴェンの交響曲第1番(2007年5月18日、ユトレヒト・フレデンベルク)、ブリュッヘン指揮オランダ放送室内管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番(2002年9月8日、アムステルダム・シュピーゲルザール)のライヴ録音を聴いたりしながら、4時40分過ぎまで仕事関係の作業を進めたり、『深雪またなん』の筆入れを行ったりする。
ややこしいが、オランダ放送室内フィルは、オランダ放送室内管弦楽団とオランダ放送交響楽団が統合されてできた団体だ。
ちなみに、オランダ放送交響楽団は早世したハンス・フォンクが率いていたオーケストラで、CD録音も多いオランダ放送フィルとは別団体にあたる。
10時台に起きて、NHK・FMの『名演奏ライブラリー』の後半を聴く。
今回はホセ・カレーラスの特集で、アグネス・バルツァやヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル他との共演で録音したビゼーの歌劇『カルメン』のラストが、実に聴き応えがあった。
演奏そのものも立派だけど、それより何より劇性に富んだビゼーの音楽が素晴らしい。
聴いていて、とてもぞくぞくする。
また、最後に放送されたデンツァの『フニクリ・フニクラ』の格調高い歌声もよい。
作品そのものが格調高く聴こえる。
しばらく間を置いて、Radio4でジェイムズ・ガフィガン指揮ルツェルン交響楽団が演奏したハイドンの交響曲第104番「ロンドン」から第1楽章、ファジル・サイの独奏によるモーツァルトのピアノ協奏曲第21番とサイがアンコールで弾いたサイ自身の編曲によるモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番から第3楽章「トルコ行進曲」(2013年9月18日、ルーマニア・アテネウム、ブカレスト)、アンドレア・マルコン指揮オランダ放送室内フィルが演奏した同じくモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」(2009年7月12日、アムステルダム・コンセルトヘボウ)のライヴ録音を聴く。
モーツァルトのピアノ協奏曲では、なんと言ってもサイの即興性が十二分に発揮されたカデンツァが聴きものだろう。
若干目の粗さは否めないものの、聴いていてとても愉しい。
そして、ジャジーに編曲されたトルコ行進曲!!
(そういえば、昨夜、youtubeに投稿された斎藤晴彦さんの『今夜は最高』での「トルコ行進曲」と、オペラーシアターこんにゃく座の『フィガロの結婚 或るいは狂おしき一日』での伯爵のアリアを観聴きしたんだった。あの独特のだみ声のせいでもしかしたらそうとは聴こえないかもしれないけど、斎藤さんはやっぱり歌が巧い。いや、あのだみ声も魅力なのではあるが)
一方、マルコンのジュピター・シンフォニーは、いわゆるピリオド・スタイルに則った、速いテンポでメリハリのよくきいた演奏。
表面的なスタイルは別にして、活き活きとしたモーツァルトいう意味で、サイのピアノもマルコンの演奏も斎藤さんの歌も共通していると思う。
それから、NHK・FMの『きらクラ!』を聴く。
日曜の午後に相応しい、いつもながらのゆるあたたかい感じの内容で聴いていてほっとする。
午前午後と、仕事関係の作業を進めたり、『深雪またなん』の筆入れを行ったり、村田喜代子の『光線』<文藝春秋>を読み始めたりする。
この『光線』をはじめ、村山由佳の『放蕩記』<集英社>や水村美苗の『母の遺産』<中央公論新社>(朝日新聞朝刊連載の林真理子の『マイストーリー』を加えてもいいか)を、『深雪またなん』等の第一稿完成後に読むのは辛い。
いや、自分自身の到らなさを知らされるという意味では、良い薬ではあるのだけれど。
17時過ぎに外出し、大切な予定をすませる。
とても愉しい時間を過ごすことができた。
ああ、面白かった!
外出中、甘いものも食す。
実に美味しうございました。
ごちそうさま!
以上、7月20日の日記。
今日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2014年07月21日
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