2014年01月05日

春風亭小朝の言葉に耳を傾けた(CLACLA日記)

 青空は見えつつも、どんよりとした感じが強し。

 気温はさらに下がり、寒さがとても厳しくとても激しい。
 寒い寒い寒い寒い。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、NHKのラジオ深夜便を聴いたりしながら、4時40分過ぎまで諸作業を進める。
 ラジオ深夜便では、12時台と1時台の春風亭小朝へのインタビューがとても面白かった。
 泰葉との騒動のせいで、「金髪豚野郎」というマイナスイメージがついてしまった小朝だが、若き日のこの人の輝き方というのは尋常ではなかった。
 今ではそれが大きな味だったと充分わかっているものの、例えば先代の桂文治(当時はまだ伸治か)のつっかえつっかえの高座に比して、小朝のよどみない語り口には、子供心に大いに舌を巻いたものである。
 その春風亭小朝が、玄人と素人、プロとアマの違いについてしっかりと語っていた。
 素人名人会でチャンピオンとなりいい気になっていたが、同門の落語家の僅か7、8分の稽古でそうした経験が全くなんの役にも立たないということを痛感したこと。
 素人時代、客席で聴いて下手だなあと思っていた落語家が、春風亭柳朝の弟子となり前座となって舞台の脇で接してみて、プロとしてちゃんとやるべきことをやっていたことに気がついたこと。
 ほかにも、プロとしての矜持が丁寧に語られていて、実に傾聴に値した。
 これは聴いておいて本当によかったと思う。


 落語家の桂春駒が亡くなった。62歳。
 三代目桂春団治の弟子で、ミヤコ蝶々劇団や劇団往来に所属し舞台俳優としての活動も続けた。
 深く黙祷。


 NHK・FMの『名演奏ライブラリー』(ジョージ・セルの特集で、クリ―ヴランド管弦楽団とのブラームスの交響曲第2番などが放送されていた)、グレン・グールドが弾いたヨハン・セバスティアン・バッハのゴルトベルク変奏曲(2回)とリヒャルト・シュトラウスのピアノ作品集<SONY/BMG>、フォルテピアノのアレクセイ・リュビモフが弾いたモーツァルトのピアノ・ソナタ第4番〜第6番他<ERATO>を聴いたりしながら、諸作業を進める。


 宇都宮直子の『別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った』<中央公論新社>を読了する。
 三國連太郎という人物の魅力、不思議さ、執念がよく伝わってくる一冊だった。

 ほかに、小林信彦の『伸びる女優、消える女優』<文春文庫>を読み進める。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 夕飯後、グールドが弾いたリヒャルト・シュトラウスとリュビモフが弾いたモーツァルトを再び聴きながら、今年の創作活動について考える。
 しっかり丹念に書き進めていきたい。


 絲山秋子の『忘れられたワルツ』<新潮社>を読み始め、『伸びる女優、消える女優』を読み進める。
 絲山さんの作品を読むのはこれが初めてだが、収められた短篇のうち冒頭の『恋愛雑用論』を読み終え、その語り口と語られていることのバランスのとり方にしっくりくる。
 絲山さんの作品は今後も継続的に読んでいきたい。


 今日は、タンゴ・クッキーチョコを食す。
 六角のローソンストア100で購入した、マレーシア原産のもの。
 チョコクッキー入りのミルクチョコレートで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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