2013年09月02日

掛け値なしの大満足 THE ROB CARLTON 6F『フュメ・ド・ポワソン』

☆THE ROB CARLTON 6F『フュメ・ド・ポワソン』

 作・演出:村角太洋
(2013年9月2日19時開演/元・立誠小学校音楽室)


 もう2年以上前になるか、旧知の村山宗一郎君(京都造形芸術大学映画学科卒業)から、昔馴染みのお芝居を手伝ってるんですがこれが面白いんです、ぜひ観に来てくださいと誘われたことがあった。
 やたけたではあるけれど、心ある作品の造り手な村山君の言葉だから、なんとか観ておきたいと思ったのだが、あいにくそのときはタイミングが合わなかった。
 それからもずっと観たい観たいと思っているうちに時間が過ぎて、なんと公演を観る前に、メンバーのボブ・マーサム、満腹満のお二人と、月面クロワッサン製作・KBS京都放映のドラマ『ノスタルジア』で共演してしまった。
 こりゃもう観ないといけない申し訳ないと、そんなTHE ROB CARLTONの6回目の公演『フュメ・ド・ポワソン』(ちなみに、フレンチで「魚のだし」のこと)に足を運んだんだけど、これはもう掛け値なしの大満足、観て大正解の公演だった。

 とあるホテルの厨房で、シェフたちが寄り集まってメニューに関する会議を始めるも…。
 といった具合に物語は進んでいくのだが、ウェルメイドプレイの骨法をしっかりと押さえつつ、笑いの仕掛けもたっぷりと盛り込んだめっぽう面白い舞台に仕上がっていた。
 楽日となる今夜の回は、思わぬアクシデントがいくつか発生したり、ライヴ特有の傷もあったりしたが、演者陣は巧くそこらあたりをクリアしていたし、お客さんもまたそうした演者陣を暖かく見守っているように、僕には感じられた。

 一人一人の見せ場をきっちり設けたテキストもあってだが、村角ダイチ(ツボをよく押さえた音楽は、彼のもの)、満腹満、ボブ・マーサムに、客演の大石英史、古藤望、そして猿そのものの演者陣は、各々の特性魅力を発揮するとともに、よいアンサンブルを築き上げていた。

 丁寧に造り込まれた舞台美術(栗山万葉)も含めて、お客さんに愉しんでもらいたいというサービス精神に充ち溢れた公演であり作品で、まさしく美味しい料理を食べたあとのようなよい心持ちに浸ることができた。
 次回の公演が本当に待ち遠しい。
 そして、ああ、面白かった!
posted by figarok492na at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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