2013年05月04日

『太秦ヤコペッティ』

☆『太秦ヤコペッティ』

 監督:宮本杜朗
(2013年5月4日15時上映の回/元・立誠小学校特設シアター)


 4月27日にスタートした木屋町通の元・立誠小学校3階特設シアターまで、宮本杜朗監督の新作『太秦ヤコペッティ』(シマフィルム制作、京都シリーズの一本)を観に行って来た。

 予告篇から、苦手なシーンの多い作品なのではと感じていて、実際けっこうえぐい描写もあったりして、うえへとなったりもしたのだけれど、そこだけに目をやって大事な部分を観落としたならもったいないや、というのが正直な感想だ。
 刺激的でグロテスク、映像面でも音楽面でも攻めの姿勢がとられた作品だが、単にやたけたむちゃくちゃやりたい放題ととらえるのは間違いだろう。
 現代現在の諸々の問題にもちゃんと目配りが届いているし、京都出身の宮本監督だからこその際どい内容と、和田晋侍演じる百貫省二が体現した滑稽さ、おかかなしさ、すっとぼけた味わいは忘れ難い。
 端々の粗さ等、気になった点もなくはないのだけれど、今という曠野の中を生きる逆説的な聖家族の姿は、やはり一度目にしておいて損はないと強く思う。

 役者陣では、上述した和田さんのほか、劇団子供鉅人のキキ花香が大奮戦。
 子供鉅人のファンは必見だろう。
 元グレチキの北原雅樹や子供役の小沢獅子丸も重要な役回りを果たしている。
 ほかに、福本清三が彼ならではの演技を披歴していた。

 元・立誠小学校の特設シアターで先行上映中のほか、シネ・ヌーヴォや第七藝術劇場でも上映される。
 皆さん、よろしければぜひ。


 そうそう、5月18日(土)〜24日(金)の連日12時〜14時の間、この特設シアターで、「ヤコペッTea Party!!」という交流企画も予定されているとのことだ。
 お茶と軽食、さらに秘蔵レポートフィルム付きの交流会で、参加費は1000円とのこと。
 こちらも、よろしければぜひ。
posted by figarok492na at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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