2013年04月02日

小松一彦が亡くなった ストラヴィンスキーづくしの一日(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨も降る。

 気温は上昇し、むわっとした感じが強し。

 雨なれど、花粉禍はあり、目の周りの痒みがひどい。
 やれやれ。


 指揮者の小松一彦が亡くなった。65歳。
 斎藤秀雄門下の一人で、常任指揮者として関西フィルの立て直しに努めたほか、大阪芸術大学とも深いつながりがあった。
 日本の現代作品の演奏にも積極的で、中でも芥川作曲賞の公開選考での指揮や、貴志康一の「再発見」は忘れてはなるまい。
 また、特撮ヒーロー物やアニメ、ゲーム音楽の指揮録音でも知られた。
 なお、僕自身は、大阪シンフォニカー時代の大阪交響楽団の定期演奏会(いずみホールでの)と、関西歌劇団・関西二期会合同によるモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』公演(大阪厚生年金会館での。オーケストラは関西フィル)に接したことがあるだけだ。
 そういえば、なんでかフラメンコの堺すすむを目にすると、なぜだか小松さんのことを思い出すんだった。
 療養中だったのことだが、65歳はまだまだ若い。
 深く、深く、深く黙祷。


 『暮しの手帖』の創刊者で、暮しの手帖社社主の大橋鎮子も亡くなった。93歳。
 戦時中日本読書新聞に勤めたのち、敗戦後、花森安治とともに『暮しの手帖』(当時は、『美しい暮しの手帖』)を創刊した。
 なお、日本読書新聞時代に関してや『暮しの手帖』創刊のあらましについては、馬場マコトの『花森安治の青春』<白水社>が詳しい。
 深く、深く、深く黙祷。


 映画の照明技師、熊谷秀夫も亡くなった。84歳。
 大映京都撮影所の出身で、相米慎二監督の一連の作品をはじめ、『野生の証明』、『太陽を盗んだ男』、『小説吉田学校』、『怪盗ルビイ』、『座頭市』、『マリアの胃袋』、『学校』、『虹をつかむ男』、『さくらん』など数多くの作品に関わった。
 また、熊谷さんに関しては、『怪盗ルビイ』の監督でもある和田誠の監修による『照明熊谷学校』という作品がある。
 熊谷さんの人となりがよくわかる作品だ。
 深く、深く、深く黙祷。


 昨夜、小林信彦の『人生は五十一』<文春文庫>の再読を始める。
 週刊文春連載中のエッセイの第一年目にあたるもので、新年度もスタートしたことだし、15年前(1998年連載開始)からの諸状況について振り返ってみようかと考えたのである。
 面白し面白し。
 世の中のほうは、15年前よりこの方、ちっとも面白くないが。

 その後、ABCラジオで『伊集院光の深夜の馬鹿力』を聴いたりしながら、3時半過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団が演奏したバレエ音楽『火の鳥』他<ドイツ・グラモフォン>、ブーレーズ指揮クリ―ヴランド管弦楽団が演奏したバレエ音楽『ペトルーシュカ』&『春の祭典』<同>、オリヴァー・ナッセン指揮クリ―ヴランド管弦楽団他が演奏したバレエ音楽『妖精の口づけ』他<同>、エサ・ペッカ・サロネン指揮ロンドン・シンフォニエッタ他が演奏したバレエ音楽『プルチネッラ』他<SONY>、シャルル・デュトワ指揮モントリオール・シンフォニエッタが演奏したバレエ音楽『ミューズの神を率いるアポロ』他<DECCA>を聴く。
 まさしくストラヴィンスキーづくしで、僕は新古典派期の作品、中でも『プルチネッラ』が大好きなのだけれど、やはりこうして続けて彼の作品を聴くと、『春の祭典』のインパクトの強さを改めて痛感する。
 ただ、ブーレーズの指揮ということもあるとはいえ、作品の持つ暴力性やバーバリズムよりも、というか、そうした部分もまた、高度な計算の上でなされたものと思ってしまったことも事実だ。


 仕事関係の作業を進めたり、『高森みずきの穏やかな一日』の改訂作業を行ったり、島田雅彦の『傾国子女』<文藝春秋>と『人生は五十一』からを読み進めたりする。
 『傾国子女』は、作中にもあるように「現代版『西鶴一代女』」の趣の作品だが、モデル小説やパスティーシュ・パロディ的な要素も濃厚だとも思う。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHKラジオ第1の『夏木マリ丈夫も芸のうち』を聴く。
 夏木マリらがゲストともに音楽などを交えながらトークを繰り広げるという番組の初回で、今夜はムッシュかまやつ、かまやつひろしがゲストだった。
 そのうち、篠井英介とかゲスト出演しないだろうか。


 続けて、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジークが演奏したモーツァルトの交響曲第40番&第41番「ジュピター」<ドイツ・ハルモニアムンディ>、ハーゲン・カルテットが演奏した同じくモーツァルトの弦楽4重奏曲第20番、第22番、第23番<ドイツ・グラモフォン>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『高森みずきの穏やかな一日』の改訂作業を行ったり、『傾国子女』や『人生は五十一から』を読み進めたりする。


 今日は、森永の焼プリンを食す。
 近くのフレスコのセールで、税込み65円だったもの。
 オーソドックスな焼プリンで、なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 目くらましには騙されたくないものだ。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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