2012年12月01日

劇団蒲団座 番外公演『幻想忌憚フェスタ 2012』

☆劇団蒲団座 番外公演『幻想忌憚フェスタ 2012』

 作・演出:坂口弘樹
(2012年12月1日18時開演の回/人間座スタジオ)


 思い返せば、今年の京都学生演劇祭は振り幅が広いというか、とてもバラエティに富んだラインナップだった。
 その中でも、ひと際刺激的に感じられたのが、大谷大学の劇団蒲団座だ。
 何せ、コンテンポラリーダンス、どころじゃないクラブ(ディスコ)ダンスやブレイクダンス流の踊りや動きを積極的に取り入れて、躍動感と疾走感に満ちた舞台を生み出していたんだもの。

 で、そんな蒲団座の番外公演を観に行って来た。
 公演が明日まで続いているので詳しくは触れないが、都市伝説(ロア)を物語の中心に置いて、そこにネット上のゲームを絡めながら、社会への適応やコミュニケーション等、諸々のコンフリクトを織り込みつつ、京都学生演劇祭同様のダンス、さらには殺陣のシーンを盛り込んだ作品となっていた。
 まずもって作品の見せ場、お客さんに観て愉しんでもらいたいというところがはっきりと示された、造り手の意図がよくわかる公演になっていたのではないか。
 ただ、身体感覚が重視される場面と、会話(台詞)の場面との噛み合わせが少ししっくりこないというか、ぎゅっと詰まりきっていないもどかしさを感じたことも事実だ。
 京都学生演劇祭での記憶に加え、活き活きとしたアフターアクトでのパフォーマンスを観たこともあってか、正直、演劇というスタイル=物語にこだわる必要があるのかな、と思わないでもなかった。
(坂口君がどうしてもこの話をやりたいというのであれば、話は別だし、ほかの演者陣とのバランス、兼ね合いもあるのかもしれないけれど)

 演者陣は、各々の個性、演技の質感の違いがよく表われていたのではないか。
 身体性という意味で、島あやが印象に残った。

 いずれにしても、次回の公演にも注目したい。
posted by figarok492na at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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